妻用事


#家事分担の気づき

このハッシュタグに似合う内容を書けるのか甚だ疑問ですが、でも見た時に思い出した言葉です。「妻は妻用事(爪楊枝)」と言われた事を。

なんて事はない、晩ご飯を食べる目前小皿が足りないとか調味料がないとかそんな事で「足りないよ」と言われ、私が席を立ちながら「自分で取ってよ」と言った時に「妻は妻用事だから」
そう言われました。
よくわからないです。でも

つまり、妻は小皿とかお箸とか足りないと言われた調味料も何もかも全て揃える、それが妻の用事だと。言われた当初は「またそんな冗談言って」と、笑っていましたが今思うと笑うところでは無いかな。家事分担の気づき、では無く家事は全て妻用事。帰ってくる直前に掃除された綺麗なトイレ、洗面台に水滴はないしタオルも下ろしたて、ソファに座って全てが揃ったら晩ご飯、その後はゲーム。片付けはもちろん妻、ゲームのお供に淹れるコーヒーは豆から引いたもの。ゲームが終わるまで妻は先にお風呂に入らない、夫は先にお風呂から上がってベッドへ。妻はお風呂掃除やらを済ませてやっと寝る。気付きもしなかった、それが当たり前になっていた、ごく普通の毎日。

家事分担の気づきは、先ずお互いが家事とは何なのかとか、同棲と結婚の違いとか、結婚したならば同居の義務、協力義務、扶助の義務があることとか、ジェンダー論に基づいた別の気づきとかが大切だと私は思う。

人が人と暮らす事は日々相手のなにかに気付きを得て、明日も明後日もその先も一緒に居ようとする努力が少なからず必要なんだと言うことにも繋がる。自分と自分以下の人間ではなく、対等な関係が必要で、家事分担の気づきは、そこから始まるものだと私は言いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?