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鏡のなかの鏡

盛大にフラッシュバックをしています。
鏡の中の自分に一から十まで過去の出来事を話してしまいます、やめられません。母が用意してくれた昼食を今泣きながら食べました。ここに居たいのに、離人感が押し寄せます。怖いです、私は私でありたい。

「鏡のなかの鏡」はミヒャエル•エンデの作品のタイトルです。「モモ」や「果てしない物語」で有名な方ですが、昔は逃避主義なんて言われたそうです…。

私は直面している問題から逃避すら出来ない。むしろ逃避しているのは「相手」。どんなに伝えようと努力しても伝わらない。伝えようとする前に拒絶されることがあると知ったのは、悪いことでは無かったと思う。けれど、私のなかの私は、未だに伝えたくて話し続ける。

けれど話し続けられる私の方が、限界を迎える。
もう無理聞きたくない思い出したくない、と。
現実は厳しい、頓服薬は私を救ってはくれない。

「モモ」は何者でもなく何者かである必要がない。
私も本の中に沈みたい、そのまま眠っていられたら良いのにと年甲斐もなく思う。



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