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HER2+ 乳がん治療の全て(過去ログ)

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過去ログ/ 乳がんHER2+、リンパ節転移(郭清)治療の全記録。 日常に加わった「がん」の2文字で変化する諸々を振り返る。 再発リスクある身の一区切りと、乳がんを告知された友人…
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#抗がん剤

乳がん治療 35-最後のDHP 動悸・脚の七変化 [PER/HER/DTX療法]   (過去ログ)

DHP最後は動悸とむくみが悪化 ★見苦しい写真ありマスお許しを★ [ DHP (PER/HER/DTX療法)4回目]◾️当日〜1週間 動悸、脚と足、痛みとシビレ 当日:4時間で投与終了、初回は7時間。 回を重ねる度に時間短縮か・・・ 今回、口内炎などの重症化を防ぐ為に、1週間後、フィルグラスチム注射を打つ事になる。おお、救いの蜘蛛の糸!   2日目以降 動悸と血圧:血圧低く、動悸の回数と時間が増える。靴下を履くだけ、立ち上がるだけ・・・動く度に苦しくソファから離れられ

乳がん治療 34-DHP3回目 ドセタキセルで撃沈 [PER/HER/DTX療法]  (過去ログ)

容赦なく症状悪化  [ DHP (PER/HER/DTX療法)3回目]◾️当日〜1週間 浮腫みが不快になってくる 当日:体全体が浮腫み、不快な違和感大ありの脚で通院。 投与前検査の採血結果を見ると、赤血球、リンパ球、アルブミンなど許容範囲外が幾つかありゲゲッ・・・気が滅入るから見なかった事にする。 DHPの穿刺は、血管外漏出で針を刺し直したらつ腕の医師、期待するも最初は失敗、2度目に成功。過去の穿刺成功率はほぼ50% → 今後を考えるとCVポート留置が望ましい、主治医

乳がん治療 33-DHP2回目その後 ドセタキセル暴走 口内炎悪化、 足の裏 ぷよん&ベロリ [PER/HER/DTX療法]  (過去ログ)  

ドセタキセルが本性を露わにする ★見苦しい写真ありマスお許しを★ [DHP(PER/HER/DTX療法)2回目] ◾️投与翌日〜1週間 前回より悪化が早い副作用 近々動けなくなるから、2日目は誕生日の母と出かけ、3日目は趣味の会に顔を出す。外食は味覚障害が邪魔するけど気分転換でまあヨシ。 ところが後半は副作用の悪化が早く、熱ぽくなり細胞の半分は死んだかと思う程の倦怠感、痛み、シビレが強くなり動悸も出てくる 。 =前半出かけておいて良かった≡ ◾️2週目 口内炎の悪夢

乳がん治療 32-DHP2回目は6時間半 [PER/HER/DTX療法]  (過去ログ)

初回から3週間経過し、2回目の投与当日 [DHP( PER/HER/DTX療法 ) 2回目] 2回目の穿刺は医師(AC時は看護師)で、リドカインテープ*を貼った手の甲に針が入り、投与が終わったのは6時間半後、立ち上がるとフラリ。 1回目は入院投与だったからそのままベッドで休めたけど、今回は要帰宅!! 足元がおぼつかず会計待ちのソファでひと休みして、ラッシュの中帰宅。 リハビリに新兵器 挙上も大事だけど、腋を締めて右腕を外側に開く動作はまだまだで、トレーニングチューブを

乳がん治療 31-DHP1回目 その後 ドセタキセルの脅威、助走 [PER/HER/DTX療法]  (過去ログ)

「28 DHP初回は7時間」のつづき 翌朝、心電図のモニターを外す。 ドセタキセルは注意が必要な抗がん剤と認識しながら、この先の"副作用" を知らず能天気モードの朝食後、おしぼりで腋を拭いてビックリ! 白いおしぼりが何故か黒っぽく、ん? と思ってもう一度拭くとやはり黒い・・・ 腋が痛くて洗ってこなかったせいだと気付くのに少し時間がかかる汚いオバサンは笑った。 退院 ★見苦しい写真ありマスお許しを★ [ DHP(PER/HER/DTX療法)1回目 ]◾️投与翌日〜1週間

乳がん治療 28-DHP1回目は7時間 [PER/HER/DTX療法]  (過去ログ)

2つ目の治療、抗がん剤・分子標的薬、DHP (PER/HER/DTX療法:標準治療)は3週毎に4回で、初回投与は前日入院の2泊3日コース。 入院手続きをして病室へ。 窓の向こうは別世界、羽田発着便が何機も飛んでいく・・・ ≡ イイナ ≡ [DHP (PER/HER/DTX療法)  初回投与]  シャワー→朝食後、血圧、体温測定、酸素濃度、心電図のチェックが入り、9時過ぎに主治医が来て手の甲に針を刺すが、1発で入り驚き!  穿刺回数は看護師さんに到底及ばないのにやるじゃな

乳がん治療 27-抗がん剤AC4回目その後 副作用まとめ  (過去ログ)

最後のAC4回目に起こった血管外漏出の2日後、その経過観察とジーラスタ接種のため通院。 患部に悪化は見られないので、翌日の経過観察は免除、 そーよ、こんな事で連日通院だなんて!!   [AC4回目 副作用まとめ]◾️両腕受難の日々 右(術側):肩関節・背中・腕・腋は痛みとシビレ 肩関節がまだ固く挙上が不十分で放射線治療まで3ヶ月。主治医に許可を得て週1回、訪問マッサージを受ける事にする。リハビリを頑張りマッサージに期待。背中の痛み、腕と腋のビリビリ続く。 左(抗がん剤投

乳がん治療 26-抗がん剤AC4回目 『血管外漏出』   (過去ログ)

最後のAC (4 /4)でまさかの血管外漏出*  [AC4回目 血管外漏出] 針刺し直し いつもの通り、投与の準備が始まる。 左腕中ほど(後前腕部①)に入った針は痛く、逆血確認が出来ないため針を抜き、手首の甲に近い箇所②に刺し直し、腕は”ゆたぽん”の上に載せる。 投与 最初の吐き気止めのアロキシパック+デキサートから、赤いアドリアシン(ドキソルビシン)*に変わり、しばらくすると最初に刺した腕の中腹①が痛み出す。 血管外漏出確認 気のせい?・・・ではなくやはり痛みを感じ

乳がん治療 25-抗がん剤AC3回目 目に見える副作用が増えてくる  (過去ログ)

[AC3回目]◾️〜1週間・・・動悸、ホットフラッシュ、味覚障害  白血球は基準値以下でも、好中球数実数は1.5以上*で予定通り投与。 途中で右脚のスネがつり、ゆたぽん*で温めるが指先まで広がり痛みで涙が滲む始末。医師は血液検査に怪しい所はないと、様子見 ≡イ イ  イ イタイ  ≡ *好中球数実数は1.5以上:好中球実数が1.5(×10^3/μ)以下は投与見送り  翌日ジーラスタを打ちに行き、帰り、駅の階段を降りる際に動悸、ホットフラッシュも出てきて、これ初体験で

乳がん治療 過去ログ24-抗がん剤AC2回目2・3週目 ジーラスタ効果継続 吊り革はまだ掴めない  (過去ログ)

ジーラスタ効果で熱は出ず、でもリハビリが足りなかった・・・ [AC2回目]◾️2週目 アルコールと吊り革 ジーラスタの効果継続で熱は出ず、ウイッグ+帽子+マスクで、ジーラスタは効いてるヨシヨシ、と出かける。病院以外の外出は久しぶり。 内輪の会で、大先輩にALCをつがれれば口をつけない訳にもいかず、”少しだけ” を何度か繰り返し、病は封印、楽しい時間を過ごす。シャンパン、ワイン、秘蔵酒 ・・・ALCの味だけは分かる・・・≡ 嘘ハイカン 赤ワインハ舌ザラザラ デ× ≡

乳がん治療 23-抗がん剤AC2回目の1週間 ジーラスタはgood job! リハビリは△  (過去ログ)  

★ジーラスタが効いて熱は出なかったけど、激痛でリハが・・・ [AC2回目〜1週間]【AC2回目+ジーラスタ】 先週のフィルグラスチム注射の効果で、白血球も好中球も普段より数値が格段に良く、AC2回目の投与が始まる。 投与中の腕の痛みにアイスノンが効くと聞き(指先までシビレた)腕を載せるといくらか良い。鼻の奥の痛みは我慢、投与が終わり緊張がほどける。 翌日、ジーラスタを打つ。ジーラスタは抗がん剤投与1クールにつき1度で済むから、前回の3日間連続注射(同じG-CSF製剤)の

乳がん治療 22-抗がん剤AC1回目 後半9日間 骨髄抑制  (過去ログ)

★骨髄抑制による副作用が出てきた後半のこと [AC1回目 後半9日間]骨髄抑制*の症状と診察 白血球と好中球の数値激減(AC投与直前の白血球3.9→ 0.7、好中球2.72→数値が出ないL (Low)表示 この間の発熱は38度〜39.3度 頭痛、関節痛が強まる  腕のシビレは強く刺すような痛みになり、背中、肋骨の下も痛み出し眠れなくなる 口内炎(軽傷) 足の指をドアに軽くぶつけただけで青くなる (この中で、今も残るのは腋と腕のシビレ) ◾️これらの症状と高熱は

乳がん治療 20-初めての抗がん剤 AC1回目 ATCナースのアドバイス  (過去ログ)

自宅送りの荷物をフロントに預け羽田経由、リムジンバス+徒歩で病院へ。 首都高を流れる車が治療に乗る自分に重なる。このまま分岐点で降りてしまわないで、走り続けられるのか・・・青い空と裏腹な思いが深まる前に、 エーイ、もう逃げられないゾ、と口に出す。 抗がん剤治療AC療法:術後の再発予防を目的とした標準治療の1つ、再発確率を20〜25%減らす可能性があり、3週間ごと4回投与する。  A:アドリアシン(ドキソルビシン)  C:シクロホスファミド(エンドキサン)  参考:AC療法

乳がん治療 1-まさかの宣告  (過去ログ)

数年前 2組の友人夫妻を引き合わせる日の夕方 まさかの乳がん宣告を受け その足で待ち合わせ場所へ向かった。 ・・・ま、この日で良かった。 何もなければ酷く落ち込み 沈みっぱなしだったに違いない。 その夜は、美味しい物をたくさん食べて 飲んで、笑った。 笑って、笑って、そしてぐっすり眠った。 それから 諸々の検査、入院、手術を経て抗がん剤、 分子標的薬、放射線治療のフルコースで お腹いっぱいになったところでLVA (リンパ管静脈吻合術) 様々な副作用をやり過ごし元の生活に