乳がん治療 20-初めての抗がん剤 AC1回目 ATCナースのアドバイス (過去ログ)
自宅送りの荷物をフロントに預け羽田経由、リムジンバス+徒歩で病院へ。
首都高を流れる車が治療に乗る自分に重なる。このまま分岐点で降りてしまわないで、走り続けられるのか・・・青い空と裏腹な思いが深まる前に、
エーイ、もう逃げられないゾ、と口に出す。
抗がん剤治療AC療法:術後の再発予防を目的とした標準治療の1つ、再発確率を20〜25%減らす可能性があり、3週間ごと4回投与する。
A:アドリアシン(ドキソルビシン)
C:シクロホスファミド(エンドキサン)
参考:AC療法(国立がん研究センター)
[抗がん剤 AC1回目]
採血、胸部撮影、血圧・体重測定、検温のあと診察、場所をATC(外来治療室)に移動。IDと氏名を確認、薬剤の説明を受け、吐き気止めイメンドカプセルを服用し、TV付きのリクライニングベッドに移動。
点滴パックに印字の氏名を確認、手術と反対側の左腕に点滴の針を刺す。
投与開始
初めての投与が始まる
吐き気止めアロキシパック+デキサート 15分
A: アドリアシン(ドキソルビシン)+生理食塩水 15分
C:シクロホスファミド(エンドキサン)+ブドウ糖 30分
ルートを流すための生理食塩水 30分
自然に落としてきた点滴は、安静にと言われた赤色のアドリアシンから透明のシクロホスファミドに変わった所で、点滴の落ちる速さ調整。この薬は頭がズキズキ、鼻をつままれた様な感じや眠気を催す事があると聞く。
同じ格好が続き右腋が痛くなるが、体勢を大きく変えられない。
そのうち鼻の中が乾いて痛み出し、度々見に来る看護師さんに伝える。
薬剤の入れ替えは2名体制でWチェック、配布資料の他に、直に接する
看護師さんの情報が参考になる。
無事初回投与を終えトイレへ、聞いていた通りの赤い尿が出て驚く。
少しボワンとするため途中からタクシーで実家経由で帰宅。目が回ってきて胸がチクチクし出すが仕事を片付け、処方薬のチェックはパスして眠りにつく。咳が出始める。
ATCナースの情報とアドバイス
点滴中は水分を沢山摂る
点滴後:血管に赤みが出たり、色素沈着、硬くなる事があり、腕にはつっぱり感、筋肉痛のような痛みを感じる事がある
血管痛:点滴針が入る部位やその周辺は回を重ねるごとに赤みが出て、血管自体に痛みが出る事がある
対処法
痛みの緩和にロキソニンゲルを広く塗る、アイスノンなどで冷却
炎症を抑える場合は、リンデロンを血管に沿った赤い部分や痛みがある部分に薄く塗る
血管が硬くなったり血管痛が生じても日常生活はいつも通りに。怠けると(とは言っていなかった)関節まで辛くなる事がある(=体が固まる)
#乳がん #抗がん剤 #AC #標準治療 #血管外漏出 #リンパ節郭清 #アドリアシン #シクロフォスファミド
<蛇足>
ATC (外来治療室)は、リクライングベッドがズラリと並び、カーテンの仕切だけで声は筒抜け、隣の患者とナースの会話に耳ダンボ。
TVはつまらないから見える範囲でウオッチング、イビキにも個性があるとか
ナースの動きを観察したり、3時間は思ったより早く過ぎる。
*点滴中、要安静の理由は血管外漏出を避けるため。
だけど貰った資料をきちんと読んでいなくて≡アソビスギ自業自得 ≡ アドレアシンが終わってから、左腕は結構動かしてしまっていた。
事なきを得たけどこれを認識してから、借りてきた猫になる。
でも! 後に、別の理由でその血管外漏出が我が身に起きトラウマに・・・
帰宅前に向かったのは近居の実家。母のコロッケが美味しく、作り方も味も引き継いだけど、もう作れないかもと思いながら、息子の分を貰って帰宅。そのコロッケを食べている息子に、投与の話。ご飯中の話題じゃなかったと後で後悔・・・ ≡デリカシー欠如、ダカラ嫌ワレル≡
サポートで、同居を始めたカタツムリの飼育ケースを買いたいです。