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乳がん治療 22-抗がん剤AC1回目 後半9日間 骨髄抑制

★骨髄抑制による副作用が出てきた後半のこと


[AC1回目 後半9日間]

骨髄抑制*の症状と診察


  • 白血球と好中球の数値激減(AC投与直前の白血球3.9→ 0.7、好中球2.72→数値が出ないL (Low)表示

  • この間の発熱は38度〜39.3度

  • 頭痛、関節痛が強まる 

  • 腕のシビレは強く刺すような痛みになり、背中、肋骨の下も痛み出し眠れなくなる

  • 口内炎(軽傷)

  • 足の指をドアに軽くぶつけただけで青くなる
    (この中で、今も残るのは腋と腕のシビレ)

◾️これらの症状と高熱は、骨髄抑制によるものと診断。
減少した数値を回復させるため、注射(フィルグラスチムBS注75μg *G-CSF製剤)を3日連続!!!で打つ事になり、帰宅。

注射2日目は38.8度、ヘロヘロのフラフラで情けなさの極致、歩行困難、行き倒れになるよりマシ、近隣のホテルを取る。
カロナール2錠で熱が下がり、部屋も暖かく快適、意を決しお風呂に入る。
≡ホテル泊は余計は出費だけど何かあっても病院はすぐソコ、の安心感≡

*フィルグラスチムBS注75μg(G-CSF製剤)
がんの化学療法で減少した好中球数を回復させる等の効能がある。
副作用:腰痛、背部痛、骨痛、関節痛など)
AC2回目以降は ”ジータスタ"(G-CSF製剤)に変更。

*骨髄抑制
抗がん剤の副作用で、骨髄で作られる白血球、赤血球、血小板等が減少すること。白血球が減ると抵抗力が落ちる為感染症にかかりやすく、赤血球が減ると酸欠になるため貧血等が起こりやすく、血小板が減ると出血しやすくなるという特徴がある。
時期:抗がん剤開始後7〜10日頃から白血球が減り始め、10~14日頃に最も減少、その後徐々に回復

脱毛と頭皮痛
AC15日後に急に抜け始める。
抜けた所は白っぽく、残っている所の境目もあやふやで頭に摩訶不思議な模様が出来上がり、頭がピリピリする頭皮痛が出る。
髪の毛で守られてきていた頭の皮は、晒されるのに弱い・・・
対処:自然素材の帽子で保護必須

リハビリセンター受診

肩関節を動かしやすくするマッサージを受ける。注意点は力を抜く事。
肩(胸トモイエル)を開く事、寝る時は右肩を下に付ける意識で、とアドバイス


<蛇足>
脱毛:ホテルのお風呂で2日汗でベタベタの髪をかきあげると、抜ける抜ける、落ちる落ちる・・・、1度に数10本まとまって抜けるとは予想だにせずショック。休ませて貰った病院の診察室のベッドに、数本の髪が落ちたのはたった5時間前のこと、脱毛は急にやってきた。

掃除機
ウイッグを外し、襟足や肩についた髪を掃除機で吸い始めると、ズボっと音、心臓が凍り付く。100円ハゲより大きい掃除機ホースハゲを作った?!!! 気付くと吸ったのは髪じゃなくインナーキャップだったと気づき安堵。
これ以降、怖い掃除機はパス

その他 
AC1回目:吐き気は殆どなし、食欲不振ややあり、便秘でお尻が切れる


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