犬と人、心が通うスポーツの話
こんにちは。NPO法人つむぐのはるかです。
今回はわたしの大好きな犬のお話をさせてください!(笑)
犬の話といっても
「動物愛護のNPOとかでもないのに、なんの関係があるのか?」
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、今回「犬」という観点から「スポーツ」のお話ができればいいなと思っております。
犬とスポーツ?
イメージが湧いてきた方もそうでない方も、最後まで読んでいただけるとうれしいです。
アジリティーってなに?
また個人的な話に戻ってしまいますが、わたしは(そして家族も)かなりの犬好きです。わたしが小学生のころから実家で犬を飼っており、今現在も2代目の子がうちで一緒に暮らしています。犬好きが高じて、わたしはこの3月まで動物病院でアルバイトをしていたほど。別に獣医学部とか動物看護の勉強をしているわけでもないので専門的なことはできませんが、簡単なサポートとお掃除をしながら日々病院に来る犬たちと接していました。
そんな生粋の犬好きのわたしは、『アジリティー』というドッグスポーツを楽しんでいました。
【アジリティーとは】
アジリティ-は、指導手と犬が息をピッタリ合わせて、コース上に置かれたハードル、トンネル、シーソーなどの障害物を定められた時間内に、着実に、次々とクリアしていく競技です。わかりやすく言うと、障害馬術競技の犬版、いわば犬の障害物競争です。
(一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ 「アジリティーを楽しもう」より抜粋)
一番の基本、ハードル。\ぴょーん/
タイヤもくぐります(真剣な顔してます)
トンネルもあります。(うちの犬はトンネルが好きすぎて一番テンションが上がるポイントでした)
さらにスラロームという、ギザギザに走り抜けるものまで。
難易度の差はあれど、以上に挙げたものをはじめとする、いろいろな障害物をクリアしながら走るのが「アジリティー」というわけです。
写真から、なんとなくわかったぞ・見たことはあったなという方も多いのではないでしょうか?
わたしがアジリティ―と出会ったのは小学生のときまで遡ります。当時、超おてんばで日々元気が有り余っていた我が家の1代目の犬。それを見かねたトレーナーさんにアジリティーを勧められたのがはじまりでした。
「へ~おもしろそう~」
なんて思ったわたしは、気晴らし程度にレッスンに通うことを決めましたが
その時、わたしはまだアジリティーの奥深さに気づいていませんでした…。
動物とスポーツをするということ
ひとことで「スポーツ」といっても、いろいろなものがありますよね。
オリンピックを見ていても、個人のスポーツもあればチームスポーツもありますし、なにか道具を使うスポーツもあれば体一つでできることもあります。いろいろな違いがあって、それぞれにおもしろさや魅力、同時に難しさがあります。
ドッグスポーツにおいて、最も難しい点は「指導手(人間)」と「犬」の意思疎通です。人間は言葉で、ある程度意思疎通ができます。とはいえ、人間同士でも100%意思疎通をすることは難しいもの。そして、犬との意思疎通はもっと難しくなります。そもそも、生物の種類自体が違うんですもの…。
しかし、こうして心を通わせる部分がおもしろいポイントでもあるのです。
アジリティーの動画を見ていると、単に犬が障害物をクリアしているところを一緒に人間が伴走しているように見えますが、実際はそう単純ではありません。
指導手の伴走の距離感、指示のタイミング、テンション…
犬はいろいろなものを敏感に感じ取りながら走っているのです。
少しでも距離を詰めて走ると、犬はこれまでの距離を保とうとしてコースアウトしてハードルを飛びそこなったり。
こちらが真剣にやっていないと、それをちゃんと分かっていて、トンネルを出たり入ったりして勝手に遊び始めたり(笑)。
もちろん、犬自身の集中力がない日や、やけにテンションが高い日も、スイッチをこちらが入れてあげるまで全然うまくいきません。
その分、完璧に意思疎通ができて、お互いが楽しくコースを完走できた時の達成感は凄まじいです。
撮ってもらった写真を見返して、写真に映る犬のいきいきした顔を見ていると、こういうのがドッグスポーツの醍醐味だなと思います。
生物の種を超えてスポーツは楽しめる
今回は、犬と人間が一緒に楽しめるスポーツである「アジリティー」についてお話しました。犬の種類や性格にもよりますが、飼い主さんと信頼関係が築けていて、走るの大好きで健康なわんちゃんの場合、すごく楽しんでくれるのではないかと思います。そして、一緒に走る時間は思ったより奥深く、難しくもあり楽しいものです。
趣味の範囲で楽しむこともできますが、世界トップレベルの競技会は、スピーディーで迫力も全然違います。ほんとにかっこいいです!
ぜひ機会があったら、調べてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
*この記事を書いた人*
はるか
自他ともに認める”飼い主バカ”
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