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もったいないような死にたいような

私の健康寿命の残りはあと20年くらいかもしれない。そう思うと時間がとても、もったいなく感じる。やりたいこと、楽しいことを貪欲に味わなければと焦る。とは言え、具体的に今やりたいことはない。調子の悪い日は、楽しいを味わいたいという気力さえない。

その一方で、「生きていればこの先また、辛いことにあうんだろうな。これ以上辛い目に合うなら死んでしまいたい」、と思う時もある。苦しまずに即死できるなら今すぐ死んでもいい、とさえ思う。

ちっぽけな私の存在。私がこの街のすみっこでひっそりと生きていることは、夫以外は知らない。私の人間関係は夫だけ。私は社会の役に立っていない、何の役割も果たしていない。何物でもない。

私はこれからどう生きていけばいいのだろう。人生前半は考えすぎて余計な苦労までしてきたから、後半は好きなことだけしたい。実際好きなことしかしていない。
でもなんだか、生きているって手ごたえがないんだよな。心の底から笑っていない、心から楽しいと思えることがない。安心安全、快適な家で不自由なく暮らしている幸せの味も薄くなってきた。

楽しいことは自分で見つけなきゃいけないとは知っていても、そのエネルギーがない。なんだかな。







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