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頑固と忍耐の境目

Vol.4【ワタシノ愛ノセカイ

頑なにしがみつく思考は人生を狂わすかもしれない。人生に潜む危険から、私たちはどうすれば身を守れるのだろうか

思考へのしがみつきは目標や習慣によって発生する。アイデンティティなんかもきっと起因だ。いずれも日常的な自己形成要素だから、しがみつきが無意識に起こりやすく、いつの間にか視野を狭めてしまう

視野の狭さは考え直しを鈍らせて、迫る危険に反応しにくい。そして、急激に変化する今の世界では、危険が大問題になるまでの時間は早いだろう。

ある意味、思考停止が必要かもしれない。メクルメク思考できても一旦止められない思考は、考え直す意識を欠きそうだ。

また、目標や習慣から生まれた、過去の継続や成功なども注意が必要だ。継続や成功はアイデンティティを形成し、頑張りと諦めの意味を間違えやすくする。

頑張るのは継続ではなく考え直す今
諦めるのは失敗ではなく固執する過去

時間やお金で蓄積させた何かには、ついしがみつきたくなる。だけど、人生を豊かにするのは、積み重ねた過去で何かを生み出そうとする今なんだ

自分で生み出した何かは「自信」となり、自分の弱さを受容する。自信による弱さの受容は「謙虚」となり、承認はもちろん否認の声すら受容する。そして、あらゆる声の受容が私たちを「成長」させ、さらなる「自信」を生み出すんだ。

弱い自分を守れるのは新しい自分なんだ。

安心の信念が不安へ、不安の懐疑が安心へと変わるとき、私たちはしがみつく自分から放たれて、新しい自分と出会えるのかもしれない。歩んだままの一時停止がたくさんの思考と巡りあって成長を促せば、自分の身を守れる気がするんだな。

頑固と忍耐は紙一重

新緑芽吹く2022年春。
頑固な私は忍耐強く新しい自分を探し歩こう。

今宵はコーヒーではなく紅茶の気分。

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