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重ね煮で、調理する時の油の使い方を見直す-レシピつき-

重ね煮薬膳×乳酸菌発酵ミキを用いお店で料理を作らせていただいたり、料理教室でそのメソッドをお伝えさせていただいています。

重ね煮薬膳やミキがどんなもので、どんな風に作るのかはまた書いていきたいのですが、身体の悩みや色々な相談を聞きながら気になることがあります。
・肉の調理法
・調理するときの油の使い方

この影響を心身が受けているなという方が多く見受けられるのです。
・とにかく疲れが取れない、寝ても回復しない
・胃が重い、身体が重い、気だるい
・ストレス、イライラ、ソワソワ
・情緒不安定
・腸荒れ
・ぼーっとする
心身が炎症を起こしている とか、サビているって表現されたりしています。

食文化を思い出しながら料理法を見直す

食文化は何を食べるかだけでなく、どう調理して食べてきたかがとても大事。

肉の調理法

日本で肉を食べていた歴史を見ると煮たり蒸したりがメインで、フライパンなどで高温で肉を焼く様になったのは割と最近。
肉を焼く食文化を持つ国では衣をつけてフライパンと油と肉が接することがなく料理されていることが多い。それはそうやって高温で焼かれた肉が身体に負担だと知っていたからだとも言えます。
環境の観点からお肉の質や量の見直しを目にする機会も多いですが、ぜひ調理法にも着眼してみてください。

調理するときの油の使い方

フライパンに油を引いて肉や野菜を強火で炒める…割と当たり前の調理法ですが、これは戦後フライパン運動で広まった、戦後の食生活で大きく変わったうちの1つ。油は熱によって酸化しやすいものがあり、それが身体に影響していきます。なので調味料として使うことをおすすめしてます。
でも揚げ物は美味しい!絶対ダメなのではなく酸化した油を日常的に摂るのを見直してみませんか?

調理法で改善レシピ

肉の料理と油の使い方が改善できるのも重ね煮の良いところ。

「重ね煮とは?」を知らなくても、重ね煮の美味しさが味わえるレシピ
【蒸し鶏の野菜味噌のせ】
で解説します。

材料(2人分)

鶏胸肉 小1枚
ごぼう 1/3本
人参 5cm
玉ねぎ 1/4個
調味料 塩 適量
    味噌 大さじ1
    ごま油 小さじ1

作り方


① 材料のお野菜を大きめのみじん切りにします。
② 鍋の底に塩を敷きます。(この分量で1つまみ)
③ お野菜とお肉を図と写真のように重ねていきます。
④ 野菜を重ね肉を乗せたら、塩をふります。(この分量で1つまみ強)


⑤ 蓋をして弱火で30~40分。鶏肉に火が通るのを確認。
⑥ 鶏肉は取り出して一口大に切る。


⑦ 鍋のお野菜を混ぜ、味噌を加える。お野菜からの水分が多く出ていたら少し煮詰め、最後にごま油をたらし混ぜる

使用するお鍋について

重ね煮では穴の空いていないお鍋を使用しています。穴がある場合はお箸等で塞げば重ね煮を作ることができます。お鍋の材質などにより火加減等が変わるのですがまずは弱火で作ってみてください。
蓋があればフライパンでもできますが、その場合水を大さじ2杯入れてください。

大切なポイント

③の重ね方を見てください。お肉が鍋についておらず蒸している状態になっています。
⑦油(ごま油)は調理には使用せず調味料をして使用しています。

このレシピは野菜味噌と蒸し鶏を一緒に調理します。手軽なだけじゃなくお野菜の持つ力と美味しさを引き出す重ね煮だから、心もからだも満たされる一品でかなり好評なんです。

このレシピの様にポイントを抑えると身体に負担をかけない調理が叶います。他にも「重ね煮とは?」を知らなくても、重ね煮の美味しさが味わえるレシピをプレゼントしています☺︎🎁


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