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イマーシブ・フォート東京に行ったのでレビューします

2024年3月1日にオープンしたばかりのイマーシブ・フォート東京にさっそく行ってきたのでレビューしようと思います。

私の感想の前に、Googleの口コミを見ると5段階中2.9とテーマパークとは思えない低評価です。
イマーシブ・フォートに向かう途中に場所を調べようとGoogle MAPで調べたらこの数字が出てきたので、到着する前に心配ではありました。

今日1日イマーシブ・フォートで過ごして私の評価を伝えると、5段階中2です。
ただ、これは現段階での評価ということは付け加えておきましょう。
現時点では正直微妙ですが、将来性はとても感じました。

現時点で微妙な理由は大きくは以下となります。
①アトラクションが少なくて退屈な時間がある
②値段が高い

①のアトラクションの数ですが、ホームページで見ると結構あるように思えますが、入場チケットで行けるアトラクションは3つです。
アトラクションが少ないので退屈そうに座っている人が多く見られたのが印象的でした。
入り口付近はほとんどシャッターが閉まっている状態でそこにベンチを置いているのでディズニーでありがちな座る場所がないということはありませんが、疲れたから座るわけではなく、退屈だから座っているという人が多いというのが現状だと思います。
このシャッターが閉まっている部分は今後アトラクションやショップに代わっていくのではないかと思っています。

②について、正直料金が高いと感じました。
入場料で6,800円。有料アトラクションがついたパックでも9,800円です。
シャーロックホームズのようなメインアトラクションは有料なので、実質9,800円が入場料と考えていいでしょう。
また、入場料以上に高いと感じたのが食事代で、一人でドリンクも頼むと3,000円は超えます。
アトラクションが少ない今の状況で行く方は家かどこか別の飲食店で腹ごしらえをしてから行った方が良いと思います。
ただ、この値段についてはキャストの人件費を賄うためには仕方ない部分かもしれません。
他のテーマパークにはないただのキャストではない、キャラクターを演じているキャストがおり、アトラクションも役者やダンサーなど普通のバイトではない人が多いため、その分人件費はかさんでしまうと思います。

ここまでだと評価は悪いですが、その一方で将来性を高く感じた部分もありました。
かつてビーナスフォートで噴水だった場所は女神が服を着てそのまま残っていました。
噴水部分は舞台になっており、そこで歌と楽器の演奏、ダンスを交えたショーがあります。
そのショーは丸い舞台を囲むようにゲストが配置しますが、舞台に上がっているパフォーマーがゲストを舞台に上げて手をつなぎながら一緒に踊るシーンがあります。
私が将来性を感じたのはそのあとで、パフォーマーに指名された人だけが当初は恥ずかしがりながら踊っていたのですが、その後はキャストが手を繋いでいなくても訪れた友達や恋人と一緒に勝手に踊りだす人がそこそこ見られました。
そして踊っている人は皆楽しそうです。
ここで楽しく踊れた人は日常生活でそんなことを頻繁にやらないでしょうからクセになると思います。

また、普通に歩いている人がキャラを演じるキャストに話しかけられたり、ディズニーなどの他のテーマパークよりもコミュニケーションが多いのが特徴だと思います。

そのため、今後アトラクションが増えれば、①で挙げた退屈な時間というのが減ってゲストの満足度が上がるのではないかと思います。
そしてアトラクションに参加しているゲストが増えるとただ道を歩いているゲストが減るのでキャラを演じるキャストから話しかけられる割合が増え、それも満足度向上につながると思います。
アトラクションを増やすと簡単に言いましたが、当然お金もかかるし、このテーマパークで良いものを作ろうとすると、どうしても人件費がかかると思われるのですぐに4つも5つも増えるとは思いませんが、期待したいところです。

そしてアトラクションの満足度以上に将来性を感じるゲストの自発的参加による満足度向上ですが、アトラクションよりもショー目当てのファンが増えることでリピーターとなり、業績向上になるのではと思いました。
先月ディズニーにも行きましたが、ショーに参加するゲストの姿はディズニーとはまた違うポテンシャルを感じました。

そのため、現時点では成長途中のテーマパークであり、最終評価を下すのは時期尚早だと思います。

よく考えるとディズニーランドもシーも開業当初はアトラクションが少なく、USJもハリーポッターや任天堂エリアは開業当初は無かったエリアです。
イマーシブ・フォートに金を払うならディズニーやユニバに行った方がマシという口コミを見ましたが、出来てまだ1か月経過していないテーマパークと数十年の歴史があり、過去何度も改良を繰り返しているディズニー、ユニバを比較するのはさすがに無理があります。
また、先月ディズニーランドに行ったときにぬいぐるみと一緒にパレードの場所取りをしている方を多く見かけましたが、あの客層はおそらく私よりもディズニーに通う頻度は高いはずです。
それと同じようなリピーターを呼べるポテンシャルはイマーシブ・フォートにはあると思います。

一つ感じたのが、USJもディズニーもそうですが、最近はいかにテーマパークの中にゲストが参加するかという点が大事なのかと思います。
USJのハロウィンやディズニーのジャンボリミッキーはいずれもゲストが参加できるもので人気があります。
その点はこの2つのテーマパークよりもイマーシブ・フォートの方が強い部分になる見込みがあります。
ポイントは恥ずかしがらずに踊れるか、あるいはキャラを演じるキャストから話しかけられたときに恥ずかしがらずにコミュニケーションが取れるかです。

イマーシブ・フォートのキャッチコピーは「人生、全とっかえ」ですが、私は「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」の方がぴったりな気がしますね。

というわけで、2024年3月の時点では5段階中2の評価です。
何も変わらないというのであれば次は無いと思いますが、おそらく追加、修正されていくと思います。
その変わっていく将来に期待したいそんなテーマパークでした。


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