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Repezen FoxxというかDJ社長に感じる違和感

昨年末にリーダーのDJ社長が活動休止し、3月末にメンバーのDJ銀太が脱退となり、一時の勢いは全く無くなってしまったレペゼンフォックスですが、今日、来月復帰するDJ社長のコメントが出ていました。

2020年に福岡PayPayドームでライブをやった時は純粋にすごいなと思っていましたが、この瞬間が最大風速で世界進出を始めてから迷走しているイメージです。
上記のインタビューを読んで個人的にはとても違和感がありました。

それは、DJ社長が「結果を出す」ということをコメントしている部分です。
そういえばDJ社長から脱退するDJ銀太に向けてのメッセージの中にも「結果にフォーカスするのが俺、努力にフォーカスするのがお前」という歌詞がありました。
ここでいう結果とは何を指すのか?
当然、DJ社長がインドネシア、バリの地で存在感を出して世界的なDJとして認められることが結果なのだろうと思います。
しかし、それは既存のファンが望むことなのかと言われればそうではないと思います。
既存のファンは国内限定でもいいから楽しませてほしいと考える人の方が多いのではないかと思います。

ここで思うのはDJ社長はファンではなく投資家の方を向いてしまっているのではないかということです。
当然、何十億も借金している身としてはそこを見ないわけにはいかないのと、ビジネスとして考えたら当然のことです。
しかし、それでは既存のファンからの支持は得られず、売れないということになっています。
元々音楽のクオリティではなく、話題性で売っており、バズることに注力した結果、グループ脱退者も含め誰も得しない状況になっているのではないかと見ています。

推測ですが、音楽がしっかりしたいと言って脱退し、個人で曲を出し始めたDJ銀太ですが、そのクオリティは歌詞、歌唱力共にお世辞にも高いとは言えず、堅気の世界に戻るにしても全身入れ墨だらけでどうするのだろうと心配になってしまいます。

過去(2020年まで)はファン、メンバーと目標の目線が合っていたのと、youtubeが本業ではないかと思うほど活動的だったのもあり、ファンとしては身近に感じることができる存在だったのではないかと思います。
逆に言えば、音楽の能力がないから売るためにはそこしかなかったとも言えます。

しっかり実力をつけてから勝負するという考え方は古いという風潮がここ10年くらいで特に出てきていると思います。
他のジャンルで言えば、すし職人の修行は無駄論争や登山業界の栗城史多さんなども同様でしょう。
私は栗城さんも登山業界もよく分からないのですが、本業の人からすると3.5流のようですし、無謀だと言われた挑戦をして最悪の結果になってしまったのは有名な話です。

曲を売るために音楽以外のところで勝負するという手法はAKBと重なる部分もあります。
あるいは格闘技業界でブレイキングダウンの選手がRIZINに出ると言っているのと似ている面もあります。

「良いものを作ったとしても必ずしも売れるわけではない」
この部分に関しては日頃営業職に従事する私としても強く同感します。
また、すぐに技術、スペックに走ってしまうのが日本人の長年の課題だったと思います。
しかし、ブランディングや営業力が活かせるのは最低限のスペックが必要です。

これまでスペックの部分をすっ飛ばしてきたのがレペゼンだったと思います。
その結果、音楽で食っていきたいとなった時にクオリティの低い曲を出さざるを得ない羽目になってしまった元メンバーが出てきてしまったという状況です。

レペゼンは歌も踊りも顔面も芸能界では下のレベルのメンバーでも何とか稼ぐために音楽ではなく握手を非モテに売っていたAKB商法の終着駅だと思います。

この技術レベルは低いけど売る工夫や手法で何とかなる時代から最近は変わってきたと思います。
その証拠がK-POPの人気が高まっている点です。
私はK-POPは一切興味がないのですが、周りに人では結構K-POPファンが多くてびっくりします。
そしてK-POPのアイドルたちは歌も踊りもしっかり鍛錬を重ねてから舞台に立っているようです。

今回のテーマは夢を見ることや挑戦することを否定するものではありません。
しかし、夢に挑戦するとしても段階は踏まないといけないということを改めて実感しました。

という内容で投稿しようとしたらDJまるも脱退するというニュースを目にしました。

もはやKAT-TUNのような状況になっていますね。。

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