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エンジニアチームのマネージャーになって半年以上経ちました、今更のエントリー記事

xR開発のエンジニアチーム(VROX)のマネージャーをしております、篠塚です!
マネージャーになってもう半年以上経ってしまいましたが、だいぶ今更なエントリー記事のようなものを書いてみます。自分の考えが少しでも発信、伝わればと思います。

VRとの出会い

私のVRとの出会いはPlayStationVRです。2017年頃だったと思いますが、家庭で手に入るVR機器として、手軽に利用できてしまう画期的な機器でした。コンテンツは豊富とはいきませんでしたが、それでも初のVRとしては申し分ないものです。
ただ、入手当時はコンテンツがなかったので、もったいない、折角だからとPCに繋いで何かできないかというガジェット遊びに発展していきました。今思えばそこがxR技術への傾倒のスタート地点だったと思います。確か前面に設置するカメラからの画像認識でトラッキングしていて、あれこれ調べながらやっていた記憶があります。

VR体験よりガジェット遊びの記憶が強いのですが、体験の衝撃とともにこれでどういったゲームが出来るのか、この機器で何ができるのか夢想してました。

VR酔いやばい

その後、SkyrimVRというゲームが登場します。実はこの発売が待てずに、先走って機器だけ買っていました。Skyrimは言わずと知れたオープンワールドの名作ゲームで、そのVR版がプレイしたいがためにPSVRを買ったのです。あの世界に入り込める!
大きな期待とワクワク感とともにプレイスタート!最初の有名な馬車のシーンから始まります!Skyrimは主人公が場所に揺られながら周囲のキャラクターと会話が進み、世界観が伝わってくるのですが、うーん。滅茶苦茶に酔う!!本物の馬車も酔いそうだから当然か!?と思いながらゲームを進めていきますが、30分くらいでダウン。
次の日に再挑戦、次の日に再挑戦と進めていき、なんとか1時間は遊べる体になっていきました。 そのときは特殊訓練を受けている気分だなと冗談めいた感想をつぶやいていました。
もちろん、skyrimVRには視界を狭める等の様々な酔い対策は用意されていました。それでもこうなってしまうのかと当時は絶望したものです。

自主制作の経験

しかしその絶望もすぐに忘れ、HTC VIVEを手に入れて真っ当なPCVRユーザーに。VRChatでワールド制作したり、UnityでVRアプリを自主制作していくのですが、前の原体験もあってか体験の質を損なうような重さや酔いなどは、特に気にするようになっていました。
例えばVRChatのワールドは制作途中のワールドをアップロードして、制作チームで集まってVRChat内であれこれ討議します。これを何回も繰り返して進めるのですが、いま思えば、毎回、重さのチェックを行っていました。ワールドの制作は各々でローカルでチェックできますが、分担したものを結合してチェックするときはドキドキもの。よくあるのが、ワールド内のある一定方向を見るとオブジェクトが集中していて重くなること。来訪者の動作環境もバラバラであることも意識して、広いワールドのどこが重くなりそうかチェックして。大変なりにも、面白いデバッグでした。

こだわりたい表現と重さはトレードオフ。開発者にとっては当たり前の話ですけれども、そういった経験がユーザビリティ意識の源泉なんだと思います。


社内で実施したVRchatツアーの様子


積木製作へ

転職当時はSEとして、RPAによる業務改善が主な仕事でした。所属していた会社での環境変化が起こっていた背景はあるのですが、xR業界に志願したのはVRの体験が魅力的でこれを広めたいと思ったからです。 VR酔いはキツイ体験でしたが、それでも続けてしまう魅力があるんです。
ただ、VRを広めるには楽しさのアピールだけでは足りない、別角度からも社会に訴求する必要があります。そこで教育への活用をしている積木製作を見つけ、話を聞いてみたいと応募したのでした。

それから3年、様々なプロジェクトを経験させていただきました。入ってすぐにコロナ情勢でしたが、プロジェクトを通して色々と学びがありました。 特に体験の質へのこだわり。前職エンジニアの思考だとどうしても効率を考えがち。ですが、自分たちが作っているのは体験そのもの。自分の頭を切り替えないとまずいなと、これが積木製作のクオリティなんだと実感させられた覚えがあります。

最後に

そして、去年から私が開発チームのリーダーになり、半年経ちました。 PM経験はあれど、なかなか組織のリーダーとなると経験も知識も不足していると感じ、勉強と周囲に助けられながらの日々です。そんな自分からピープルマネジメントがどうだ、KPIがどうだと語り始めるのも違うかなと思います。開発チームとしては、今後も最新技術を取り入れ、大型案件も進めていく持続的なチームへと発展させていきたいです。体制や目標設定もまだまだ。策定・推進していきたいことが色々あります。
ですが、1つ言えることがあります。積木製作の「安全体感VRトレーニング」は、VR教育を通して事故削減、ひいては生活を守るためにxR技術を役立てるという社会的意義があるものです。そういった仕事をしているんだという意識、一人一人が自信と自負をもってエンジニアとして働ている。月並みですがそんな場にしたいと思っています。


追伸:
積木製作はxRエンジニア採用をすすめています。
カジュアル面談も行っていますので、ぜひ。
https://tsumikiseisaku.com/recruit/



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