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私が思うtsumikipocheのあり方〜子育て世代に「大丈夫だよ」って言いたい。

こんにちは。
tsumikipocheというブランドをやっています
わだあかりです。

この仕事を始めてから思ったことや、実践したいこと、
そんなことをよく手帳に書く習慣があるのですが、
長くなりそうな時はnoteに書いていこうとおもっています。
今回もそれの1つ。

tsumikipocheはbabykidsのブランドです。

なぜ、このブランドを始めたかは、
わりと単純で息子を授かったことがきっかけです。
だけど続けた理由は違います。それをいうにはちょっと暗めな過去に遡ります笑

ただ、これ、私の産後の場合でかなりイレギュラーです。妊娠中の方が見たら
私も産後こうなってしまったらどうしようとか
不安を煽ることはしたくないので、
tsumikipoche立ち上げを本当に知りたい方のみ。
普通なかなかここまでならず、本来はめちゃくちゃハッピーなので、ドラマの世界かな〜みたいな感じでいいです、うん。
内容はドラマ、コウノドリ2 の1話、高橋メアリージュンのやってた役と内容がほぼリンクしてます。
あれ、私のドラマかと思ったよね笑

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私の産後はもう、とんでもなく、暗かったのです笑

ここでは割愛しますが、現在3歳の息子は生後2日で先天性の心疾患と診断され、
1歳になるまで保育園はNG、人混みもなるべくNGを頂きました。
いきなり説明を1人で受けたあの日、もう4月になろうとしてるのに札幌は珍しく雪がたくさん降っていたあの景色を窓から見ながら大泣きした記憶だけ鮮明に残っています。

比較的(あくまでね)出産した年齢が若い方だったんですが産院で同世代でママになったひとは
そらもう、キラキラしてらー。キャピキャピしてらー。ってかんじです。
眩しくて霞んで見えるぜ。そんな感じ。
フィルター掛かってたんだと、思いますが。

かといえ、先輩世代も、産院なのにもうすでに全身ブランド部屋着?のキラキラしたボスママがいて
「私、2人目だからなんでもきいて?退院したらランチいこうよ!どこがいいかな〜」なんてワイワイした輪が出来上がり
そのママさんに若干気を使ってる人もいて、遠くから見ていただけなのに疲れます。
フィルターかかってたんだと思いますが

それぞれ、皆外見だけではわからない大変さももちろんあるでしょう、いや、絶対あるのです
でも2日目の衝撃から全てに壁を作ってしまい、話しかけるなオーラ全開です笑

きっとそこらへんから、私の本当に孤独な子育てが1年始まるのです。
仕事も育休が取れなかったので辞めまして、根が真面目すぎる私は本当に外に出ませんでした。

ちょっとくらい散歩してもいいのに、
本当に、ずーーーっと家にいました。
夕日がキラキラして、一日が終わるとき、今日も、なんもしなかったって、なんか寂しかったなぁ。

息子は可愛いい。えぇ
そら可愛くていとしい。だから頑張った。

でも頑張れば頑張るだけ苦しくなり、
産後1ヶ月後にお家に訪問してくれた助産師さんにも、病院にも「順調です」と笑顔で嘘をついたな。友達にも「楽しいよ」なんて。
心はもうガッタガタ。
毎晩のように泣いていたんだ。
そして毎晩のように自分を責めた。

もっとちゃんと相談できる人がいれば、
自分の内に内にはいっていかなければ、

いまならそう思うけど、
あの頃は「そんなことで落ち込むなんて母親失格だ」と本気中の本気で思ってたんだ〜バカだよね。
SNSとかもやってみれば良かった。同じ気持ちの人がいたかもしれない。
でもチラっと見た時
キラキラしたママ会や笑顔いっぱいの育児、とっても素敵な離乳食、全部いまの自分とはかけ離れてて
それ以降見ることは出来なかった。

ひとつだけやっていたネットは
〝minne〟出産前からちょっとずつはじめていて、仕事に復帰したら辞めようと思っていたけども、そんなこともあり、辞めなかった。
(未熟児とかに打つ注射が1本10万し、計60万すると聞いて、後ほど市が負担してくれることを知る笑)
少しでも足しになるのなら、、そんなすがるような想いで細々続けていた。
そして息子の生後3ヶ月くらいには生産が追いつかない状態に。めちゃくちゃありがたい。。
寝る時間を削って毎日作っていたかな。
深夜まで作って、夜泣きに対応して、
でも辛くなかった。作っている時だけ自分を許せた。

なんかあのくまさんがさ、
ʕ・ﻌ・ʔ大丈夫だよ。
って言ってくれている気がしたんだ。

だからたまーに外に出る時。
くまさんの抱っこ紐カバーは私の背中を押してくれ、
くまさんのスタイは息子をますます可愛くしてくれた。

本当にうれしかったんだよ。
涙が出るくらい。
私はtsumikipocheに助けられた。
自分で作ったはずのものにね。
すこし、おかしいかな。

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めちゃくちゃ長いちょいと昔の話ですみません!
購入してくれる方や好きな方はやはり子育て世代多いです。
この仕事を1年ほど続けた時、
やっと私みたいにみんな悩んでいることを知ったのです。

妊活や出産、育児、仕事、夫婦間の問題、
本当にたくさん。
そしてびっくりなことに
tsumikipocheを買ってくれた人は
あの頃の私みたいに
頑張ろうとか、ウキウキしたい、とか
そんなふうに、tsumikipocheのくまちゃんに「大丈夫だよ」って背中を押してもらっていたこと。
これにはちょっと、びっくりしました。

SNSでキラキラしていて順風満帆に見える人たちも、実は子育てのために自分に勇気を与えるツールだったりした。

「なーんだ、みんな悩んでいたのか」

tsumikipocheを続けた一年後、
本当はやめて、仕事を探すつもりだった。
でも、そんなお客さん達との出会い、

「作品を通してなにか出来ないかな」
そんなふうに思って
tsumikipocheを開業することにした。

わたしの作ってるものは作品なんだけど、
それだけじゃなくて根拠はないけど
「大丈夫だよ」って言いたい。
エゴかもだけど、昔の私みたいな人もきっと今笑って欲しい。

だからいまも根拠はないけど
「大丈夫だよ」ってもっと広く伝える方法を探してる。
きっと見つかるかな。
見つけられたらいいな。

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