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読書メモ#4:Cool!「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

夏になると、実用書よりも、小説やエッセイを読みたくなります。
なんとなく、バカンス気分を味わいたいからかもしれません。
そういうわけで、以前電子書籍で読んで印象に残っていたこちらの本を
紙の本で購入し、2回目読了しました。

紙で購入した理由の一つは、娘がもう少し大きくなったら
読んでみてほしいなと思ったから。

最近は、「ゆっくり読み返したい本」と「娘に残したい本」は、
紙の本を購入することに決めています。

ブレイディみかこさんとその息子さんの日常と会話がつづられたこちらの本。
人種、貧富の差、ジェンダー、様々なアイデンティティを持つ人々が集まる英国の元底辺中学校に通う息子さんの行動と発言が、とにかくcool!
まっすぐな感性で受け止め、発せられた言葉に、何度も胸を打たれました。

まだ読んでいないのであれば、ぜひ読んでみてほしい。

心にとめておきたい言葉がいくつかあったのでメモしておきたいと思います。

「頭が悪いってことと無知ってことは違うから。知らないことは、知るときが来れば、その人は無知ではなくなる」

「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと思う」

「アイデンティティは一つじゃない」

「エンパシーとは、誰かの靴を履いてみること」

「他人の靴を履いてみる努力を人間にさせるもの。そのひとふんばりをさせる原動力。それこそが善意、いや善意に近いなにかではないか・・」

「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。・・・罰するのが好きなんだ」

「ぼくは、イエローでホワイトで、ちょっとグリーン」

いつまでもそういう気持ち忘れないでいたいな。



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