2023年のnote振り返り。
あっという間に2023年最終日。
今年もいっぱい積みましたなあ……(感慨)。まあその何割かでも読んでるし書き残してもいるわけですが。
そんな2023年アウトプットの記録です。
2月、初出雑誌に手を出していた
日本の古本屋にあったので……(定期「内田百閒」サーチ)。古い雑誌は保管しにくいからあんまり増やしたくないんですが、増やしたくないよ〜と言ってるとなんか増えるんですよね。この後もちょっと増えた。
流れで探した芥川龍之介「内田百間氏」の初出で、百閒先生への芥川龍之介ブーストが想像の何倍もバフ掛かっとったんやんけ!と想像できて面白かったです。世間にこの記憶を残した上での「山高帽子」かぁ……(そもそも「山高帽子」自体、芥川の絡みがなければ佐藤春夫に紹介状を書いてもらえなかったかもしれませんしね……)。
3月に向けて文庫版のブックリストを作る
春にオタクとしての自ジャンルで書店コラボがありまして、本のおすすめをする流れで「こんだけあるよ!新刊書店流通の(文庫)本!」をお知らせする勢いで書きました。とはいえ古書流通の話もしてます。文庫の話しかしてないのは時間切れになったからです(単行本のことも追加しようとして結局出来てない)。
先日にも2回目の書店コラボがありまして、その時にもスッとお出しできたので、作っておいてよかったな〜。
個人的には、ちくま文庫内田百閒集成の各巻タイトルと簡単な内容ジャンルをリスト化しておけたのがよかったです。「この巻ってどういう話が入ってたっけ!?」という時に自分でもサッと確かめられる。具体的な収録作品は、同ちくま文庫の『百鬼園写真帖』(旺文社単行本版とは内容が違います)に収録リストがあります。
5月、勢いで入力&公開
連休中、何かのきっかけで「青空文庫の新規受付は休止してるけど、noteに載せたらいいんじゃん」と気がついて、勢いでガーッとやりました。初出でどうだかはわかりませんが、底本にした文庫版だと異体字があんまりなくて助かった(個人的には旧漢字よりも面倒)。
ネットで調べ物をしていると、「青空文庫にも載ってない、著作権保護期間切れの文章を何故か全文載せてくれている個人サイト(更新は10年くらい前で途切れている)」に、助けられること、ありますよね……。このnoteもそんな感じで読んでもらえたらと思っています。この記事だけでなくて全体的に。
しかし著作権保護期間が切れている作家はこれが出来ていいですよね。百閒先生も当初の予定通りに切れてたら、今ごろ私はひたすら青空文庫用に入力しまくってたと思います。
5、6、7、8月 読書記録をまとめる
飽き性なので続けられるか心配でしたが、案の定4ヶ月坊主になっている。でも書ける月は今後も書いていきたいですね。
あんまり本を読んでない月も書きにくいんですが、それ以上に、思い入れがある本を読んだ月も「ちゃんと書きたい!」という気持ちが強すぎて後回しになっちゃうんだよなぁ……というのがだんだんわかってきました。9月は『百鬼園事件帖』があったからね……(単行本読んだ単独記事書きたいと思いつつ書けてない)。
その時々で書き残しておくと、後で読み返して思い出すのが楽しいので、2024年もぼちぼちやりたいと思います。
連載時に書いた記事はこちら。単行本発売ほんとにありがたい……。
いろいろ旅行にいきました。
2023年はいろんなところに行きました。記事にしてないところでも、大阪、神戸、山口&島根に行ってて、そのほとんどがオタク活動(舞台鑑賞とかコラボ)ですね。それは遠征と言うんや。
2023年の印象は、正直ほとんどがこの真夏の酷暑の旅行たち(秋の東京も湿度にやられた)で占められています……命の危険を感じる暑さだった。神戸でひたすら水分を摂りながらスタンプラリーだけして観光の余裕なく日帰りしたの、忘れられません……。これは記事にしてないので余談。
久留米の芥川龍之介と漱石・菅虎雄展はほんとにすごいボリュームで大おすすめです。久留米では1月28日まで。(その後神奈川の葉山に巡回)
さて、2024年は?
私の2024年は岡山から始まるぜ!!!!!!!
ということで年明けの予定は早々に決まっております。いや〜〜嬉しいですね……そして何より展示のタイトルが最高ですね、「おかえり阿房列車展」……ありがとうございます 吉備路文学館と岡山郷土文化財団にこれからも感謝の会費を送ります……(※個人会員)