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マスク届いた!~今こそ社会貢献教育のチャンス!~

 やっと!?横浜の自宅にも、事務所にも、例のマスクが届きました。はい、色んな意味で貴重なマスク・・・大切に使わなくては・・・
でも、このシンプルすぎる白いガーゼマスク・・・サイズが合わなかったり、ちょっと使いにくいな と思ったりしている人も多いようですね。かくいう私もです。
「保管するように」とのお達しもあったようですが、「災害時用」にはすでに京都の母やママ友が作ってくれたオシャレな布マスクがあります。なので、出番はなさそうだな~と思っている方に、是非ともお勧めしたいのが、『寄付』です。

 ★ 寄付をするためには『未開封!』でないとダメなので、大事に保管!

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 マスクと言えば、一時期はすっかり店頭から姿を消し、本当に不安な気持ちになったものです。でも今は、ドラッグストア以外でも、小売店や屋台で販売しているのも見かけるほど。すっかり流通が戻ったな~という印象がありますよね。というか、通り越してマスクバブル崩壊な印象まで・・・
でも、そんな中でも、未だに入手困難な方々がいらっしゃるのが現実です。。。医療機関への支援物資はよく聞くようになり、たくさん集まるようになりました。ただ、まだまだ介護現場や福祉現場で、入手が困難な方々がたくさんいらっしゃるんです。

 そんな現場に届けるためのマスク寄付の形がこちら・・・売る人、買う人、使う人、みんなが『ふふ』って笑いながら参加できる“三方良し”の仕組み『おすそわけしマスク』。本当に素敵な取り組みで感動!

ソーシャルビジネスの観点から見ても、お手本的な仕組み作りに一目ぼれしました~♪

今こそ社会貢献教育のチャンス!

 これはまさに『社会貢献教育』のチャンスだ!と感じました。手元にある使わないマスクを寄付しよう!さっそく子どもたちと一緒に、マスクの寄付を受け付けている団体をインターネットで探しました。

思っていた以上にたくさんの団体があって、ビックリ!全国様々な団体が集めています。ネットだけでも多数出てくるので、自治体などの情報も集めると、相当な寄付先候補が見つかります。

そんな「支援先を自分で探して自分で決める」という行為は、まさに『社会貢献教育』のチャンス!“子ども”の自分にもできることがある!社会の役に立てる!誰かを笑顔にできる!という自己肯定感を高めるチャンスです。社会貢献教育ファシリテーターとしては、この学びの機会を、大切にしたいと感じました。ぜひ、皆さんもお子さんたちと一緒に考えてみてください。

 現状のコロナ禍で、世界中の人々が何かしらの不自由を感じ、負担を負うことになっています。全ての人の行動を制限し、見えない恐怖・リスクを感じさせています。そこには、障がいがある、とか、ないとか、関わらずです。すべての人が何かしらのリスクや困難に直面させられているのです。今まで「当たり前」だと信じていた「社会」の不確実性や不安がどんどん高まっています。
 しかし、東日本大震災の時もそうでしたが、このようなまさに危機的状況では、人びとは異質なものに対してどんどん不寛容になっていきます。マジョリティ(と自分で思っている)の人たちですら危機的状況ですから、自らのマイノリティ性など想像もできないのだと思います。
 だからこそ、何よりも必要なのは「想像力」なんです。目に見えない恐怖と、どう対峙していくのか?自分のためにも、周囲のためにも、「想像力」が必要です!

 日本ではまだまだ、障がいがある方々のことを「弱者」という言葉で表現することがあります。何に対する弱者?なのでしょうか? 例えば、アメリカではそのような呼び方は絶対にしません!もし、そのような呼び方をしてしまったら、本人からも周囲からも「差別だ!」と訴えられてしまいます。それが、共通認識として子どもの頃から当たり前に備わっているのです。では、アメリカでは何と表現しているのでしょうか? 英語で「バルネラブルな人たち(people who are vulnerable)」という言い方をします。いろいろと調べてみたのですが、日本語にはない表現で、「弱者」とはニュアンスも意味も違います。 
 バルネラブルは、障がいの有無にかかわらず、誰しもが経験する状況です。例えば、言葉の話せない国に行ったとき、暗い夜道を一人で歩いているとき、体調が悪いとき、怪我をしたとき...などには、誰しもがバルネラブルな状態になってしまうのです。つまりは自分事なんです。

 小4の息子は、マスクの寄付先として「児童養護施設」を選びました。他の支援先も様々な分野があり、しばらく真剣に悩んでいました。そしてしばらくして、決断した彼が話した理由は「自分と同じ子どもだから。同じ子どもが困ってるのは嫌だから。子どもの僕が子どもに寄付したい。」とのことでした。。。
支援先の子ども達の笑顔を想像したのか?彼の表情は優しい笑顔でした。

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