見出し画像

ペーパーバック版「春暁」 発売開始

詰将棋作品集「春暁」のペーパーバック版を発売しました。

自作の詰将棋の中から100作を選び収録しました。
手数は3手から25手で、下記の内訳になっています。
 3~7手:43作
 9~11手:34作
 13~17手:16作
 19~25手:7作

なお、ペーパーバックはハードカバーの対義語で、ソフトカバー(並製本)と同じ意味です。

2020年の秋に出版した電子書籍版(Kindle)をベースに作成した紙の本です。

電子書籍版からを紙の書籍用にレイアウトを変更し、詰将棋の解説文を全面的に見直しています。

ペーパーバック版「春暁」を作成する上でこだわったことをまとめました。

レイアウトの変更

電子書籍版では、1ページに詰将棋1図の構成になっています。小さめのタブレットでも盤面が読めるように、1ページにたくさんの図を配置することはしていません。

電子書籍版

電子書籍版のレイアウトを流用してペーパーバック版を作るととても楽なのですが、ページ数が多いため印刷コストが高く、それに伴って価格も大変なことになってしまいます。

ペーパーバック版では1ページに6図を配置しました。

ペーパーバック版

解説文の見直し

問題のページだけでなく、解答のページもレイアウトを変更しています。電子書籍版では1ページに1図の解答を記載していましたが、作品によっては解説することが少なく、ページを埋めるために解説文が冗長になっていた傾向がありました。

ペーパーバック版では、1ページに2図の解説を載せるようにして、内容は冗長さを排しスッキリさせました。

電子書籍版
ペーパーバック版

用語解説

1ページに2題分の解説とレイアウトを固定すると、手数の短い詰将棋などの場合に余白が生まれることがあります。折角なので、詰将棋用語の解説を解答ページに散りばめて余白を埋めています。

最後のページに用語解説の索引を付けました。

網羅的に用語の解説を書いたわけではないですが、誰かの何かしらの参考になればと思っています。

最後に

ペーパーバック版の春暁を作成するにあたり、風みどりさんの下記の連載を参考にしています(ソースを丸パクリしています)。

春暁の紙媒体化は是非とも実現したいことでしたが、どうやって実現するか悩んでいましたので、大変感謝しています。

2021年10月から kindle direct publishing で紙書籍(ペーパーバック)を出版できるようになったことで、紙の詰棋書を出版するハードルが大きく下がりました。オンデマンドなので在庫のリスクがありません。

春暁のペーパーバック化がついに完了したので、当面は詰将棋/フェアリー詰将棋の創作に専念できそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?