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1手詰から始めるフェアリー超入門 キルケ編3

前回出題した キルケ協力詰3手 5題 の解答です。

No.1

89角、同歩成/88角、22角成 迄3手

歩で角を取らせれば角が88に移動するので、22角成が可能になります。

No.2

18歩、同馬、16と 迄3手

最終手16とを玉で取ると歩が17歩と戻るため、王手が継続します。つまり、16とを取れません。

初手16とは同玉で詰んでいません。19歩があるため、歩が取られても17歩とは戻らないからです。

初形で18玉とは指せないので、18歩の捨駒に退路封鎖の意味はありません。純粋に二歩禁を回避するための捨駒になっています。

No.3

55角、同銀/88角、55角/71銀 迄3手

角が2回55の地点に動きます。最終手、銀を71に戻すことで、玉の退路を塞ぐことができます。

No.4

69飛、48玉、58金 迄3手

初手69飛の限定打がポイント。金の戻り位置を埋めています。

例えば「79飛、48玉、58金」と進めると、同と/69金 で王手を外すことができます。初手69飛で69の地点を潰して置けば、58金をと金で取る手は 同と/49金 しかありませんが、これは王手を外せていません。

No.5

14飛、24香、55角成/21桂 迄3手

1手詰 No.13 を逆算した3手詰。

21の地点が埋まっているので、初手に 55角成/21桂 とは指せません。55角成/81桂 は自玉に王手を掛ける禁手です。香の移動合で21の地点を空ければ、55角成/21桂 が可能になります。

初形で飛車が55の地点に利いていますが、その利きを逸らすような初手にしています。

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