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1手詰から始めるフェアリー超入門 ライフル編3

前回出題した ライフル協力詰 5題 の解答です。

No.1

31飛、21桂、同香成/24成香、22玉、34桂 迄5手

合駒の桂を香成で取ることで、詰みの形を作ります。詰め上がりから分かるように、初手は32の地点に利かす必要がありました。

No.2

14飛、同桂/22桂、44角、14桂、22と 迄5手

44飛を冒頭2手で消去し、44角で「王手駒を線駒が支える詰みの形」を目指します。最終手22とでライフルルールが発動しないように、4手目は移動合をします。

No.3

34角、25桂、同飛成/23龍、15玉、27桂 迄5手

合駒の桂を奪って詰まします。初手38角として、27桂、同飛成/23龍、25玉、27桂(下図)は、角の利きが止まるため、16玉と逃げられます。

初手38角の場合

No.4

32歩成、同玉/22玉、24飛、33玉、23飛成 迄5手

33歩が邪魔駒。33歩がなければ33玉が通常の着手になり、玉を危険地帯(33の地点)におびき出すことができます。

No.5

58角、47歩生、46と、同玉/36玉、56飛 迄5手

まず詰め上がり図を確認しましょう。3手目でと金を捨てているので、受方の持駒は歩1枚です。56飛で王手が掛かっていますが、47歩のせいで二歩のため合駒が打てなくなっています。

2手目47歩生ではなく47歩成として同様に進めると、56飛に47歩合が可能になります(下図)。

56飛に47歩

細かい話ですが、2手目が不成である理由は、「二歩禁を利用し後に合駒をさせないこと」だけになっています。つまり、歩が成らないことで成った場合より利きが減りますが、それは詰みに影響ありません。実際、詰め上がり図で47歩の利きを仮想的にと金の利きに変えても、二歩禁のルールさえあれば詰んでいます。

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