Nestleの環境問題への取り組み
持続可能な社会実現に向けて、様々な企業が社会的な課題に取り組んでいます。
今回は、食品・飲料売上ランキング世界1位のNestleが、これからの持続可能な社会実現に向けて、どのような取り組みをしているのかを見ていきます。
そこから、Nestleを参考にして、その他多くの会社もしくは個人ではどのように環境問題に取り組んでいけばいいかについて考えていきたいと思います。
1.Nestleの掲げる長期的目標
Nestleは企業理念として共通価値の創造を掲げています。
そして、それを実現するためにNestleは3つの大きな目標を掲げています。
・”個人と家族のために” 、5,000万人の子どもたちがさらに健康な
生活を送れるように支援する
・”コミュニティのために”、ネスレの事業活動に直結するコミュニ
ティに暮らす3,000万人の生活を改善する
・ ”地球のために”、ネスレの事業活動における環境負荷ゼロを目指
す
これらの目標を達成するために、さらに細分化された3つからなるセクションでの取り組みを行っています。
個人と家族のために:
・美味しさと健康の良さの両立
・ネスレヘルシーキッズを通した健康な食生活の啓蒙
・健康と栄養の関係の追求
コミュニティのために:
・ネスプレッソなどの新プログラムで農村開発を支援し、コーヒーの継続的供給を確保
・バリューチェーン全体で人権の尊重とその推進
・男女比バランスを主とした多様性のある労働力を持つ
地球のために:
・水使用量の削減かつ水の利用効率向上と安全な水の普及推進
・2050年までに炭素排出量実質ゼロを目指す
・原材料の100%を森林破壊ゼロに、包装材料を100%リサイクル可能に
取り組みは1つ1つが大切な事ですが、この取り組みを見る上で最も大切なことは何をするか、ではなく、それぞれのセクションに分けた上で最適な環境対策をする必要があるということです。
曖昧な環境対策はやる方も意識が低いまま終わってしまったり、やった結果としても中途半端になってしまう可能性が高くなってしまいます。
Nestleでは環境対策を曖昧にしないように細部まで徹底的に明確にし、原因と対策を対応させているという点が見てとれます。
さすが世界一の企業が見せる背中は大きいものです…!
2.ネスレ日本での取り組み
日本で行われている取り組みを2つほど紹介します。
一つ目は、介護予防カフェです。
これは、コーヒー起点の地域コミュニティの活性化を目的としており、高齢者の生活の質の向上に貢献しています。
すでに神戸市内の81か所(2020年3月現在)で立ち上がり、広がりを見せています。
二つ目は、沖縄コーヒープロジェクトです。
これは、沖縄県での1次産業衰退、コーヒー豆運搬における環境負荷の観点などから推進されています。
コーヒー豆は日本のはるか遠くから運ばれているので、とても環境負荷がかかるのですが、国産コーヒーの普及が進めばその問題も解決に近づきます。
2022年には約1万杯分のコーヒー豆が収穫できるということで期待が高まっていますが、日本での1年間におけるコーヒー消費量は約200億杯分なので国産が多くの割合を占めるにはまだまだ途方もない時間がかかりそうです。
3.まとめ
Nestleは様々な観点から環境問題に取り組んでいることが分かりました。
私たちも環境を意識して行動するとき、Nestleのように、それぞれ何に対して貢献しているかというところを理解して行動すると、行動に対する満足度が上がることにつながるかもしれません。
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