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静脈物流の市場規模はおいくら!?70兆円という話し

こんにちは!SPEC生のHARUです。

👇私の自己紹介👇

私の興味に基づき、、、

今回は「社会を100年先につなぐ」を理念に掲げ、環境にまつわる企業の課題解決を行っている唯一無二のベンチャー企業”Satisfactory”にて、環境コンサルティング事業部の斉藤さんと木村さんにお話を伺いました!


本題に入る前に、タイトルにもなっている「静脈物流」という単語、私も初めて聞いたので意味を解説します。

静脈物流
静脈物流とは、返品商品や、輸送段階で発生する包装資材など、廃品の回収に伴う物流を指します。
1990年以前、まだ大量生産・大量消費の時代が終わりきるまで、物流の対象領域は「調達→生産→流通→使用・消費」に限られていましたが、環境問題の高まりとともに、90年代以降「持ち戻り、回収」まで領域を広げる必要性が検討されるようになりました。最初は米国で取り組みが始まり、リバースロジスティクスと呼ばれましたが、日本に輸入され静脈物流とかリサイクル物流と訳されるようになりました。

日本通運 ロジスティクス用語集より

廃棄物はこれまで”お金を掛けて処分するもの”だったのが、時代の変化とともに新たな価値を見出され、市場規模が約70兆円(諸説あり60-80兆円とのことで真ん中の70兆円で置いています)との試算結果という、なんとも夢のあるお話ですね。

「調達→生産→流通→使用・消費」といったバリューチェーンも全体眺めることができると多くの世の中の課題も見えてくると思っています。

事業内容~環境にまつわる企業の課題解決~

HARU)
インタビュ―に緊張していますが、今日はよろしくお願いいたします!

まずはSatisfactoryさんの事業内容をお聞かせください!

斉藤)
Satisfactoryでは主に4つの事業を行っています。

①廃棄物マネジメント事業
②環境コンサルティング事業
③環境教育事業
④再資源化プロダクト事業

企業の廃棄物に関する課題、”廃棄物の量を減らしたい・リサイクルしたい・循環したい・コスト削減をしたい”、など様々な企業課題を解決しています。
その中でも特に多いのが、廃棄物処理の支援業務です。

企業が廃棄物を処理するためには、業者を選定する必要があります。しかし、もし業者が不法投棄など不誠実な仕事を行った場合、選定した企業にも責任が伴います。

さらに、全国には約26万の処理業者が存在し、市区町村ごとに決まったルールで処理する必要があるため、全国チェーン店などは選定だけでも大変な業務になります。。。

そんなSatisfactoryは、全国ネットワークを活かした支援業務だけではなく、資源の循環にも精通しており、ストック型のビジネスを行っています!

リサイクルと循環型の違い

さて、皆さん”リサイクル”と”循環型”の違いはご存じですか?
私は、何か違う気もするけれど具体的には考えたことがありませんでした。。。

その違いは『一方通行か、そうでないか』だそうです!
リサイクルは”一方通行”で、リサイクル業者に廃棄物を渡すと、その加工はリサイクル業者に完全にお任せになります。

しかし、循環型の場合は、リサイクルに捨てる人の意思が加わってきます。

例えば、「うちからでる廃棄油は航空燃料にしてほしい」といった要望のことです。

リサイクルで”ゴミを0にする”だけではなく、循環型ではさらなる”付加価値”を生み出すことができます!

企業の想い「社会を100年先につなぐ」

企業を立ち上げたときは、”100年”というのは象徴的な数字でした。
ただ”持続的な社会をつくりたい”という強い想いから、会社が始まりました。

現在では再生原料の提供者として、環境問題、ひいては社会問題の解決にまで事業が広がっています!

社員の想い「社会を100年先につなぐ」

従業員数約100名で、現在は人材採用も強化しているというSatisfactory。

社員の方も「社会を100年先につなぐ」という企業理念に共感して入社を決めているのでしょうか。入社のきっかけを木村さんにお伺いしました!

最終的な決め手となったのは、”企業理念に共感したから”です。
学生時代には国際開発を学んでいて、環境問題にも触れる機会が多くありました。

その影響で就活では”環境”を軸にしており、同時に”企業利益だけを追及する会社には入りたくない”という想いもありました。

「環境問題に携わり持続可能な社会を実現する」企業を増やすには

実際にパートナー企業は年々増加しているとお聞きし、環境問題を意識する企業は増えているように感じました。

その要因は何でしょうか?

主に理由は2つに分けられると思います

①外部環境の変化

まず、環境問題、特に“循環型”を意識する企業は業界によって増加率が異なります。この業界による差は、外部環境の影響が多いと感じます。

例えば、株主・投資家による環境配慮の意向というのはグローバル企業だと特に影響が大きく出ます。

そのため、多くの企業において転換期が訪れています。

②自分ごと化するか・当事者意識の芽生え

「SDGs」の言葉に代表されるように、環境配慮のスローガンは、少し前から全国に普及しています。

しかし、“環境問題があるな”という意識があっても行動に移すかどうかが問題になってきます。

最近は、新規事業として循環型を取り込めないかという企業も増えてきているので、当事者意識が広がり始めているのではないでしょうか。

最後に

今回は、事業内容・会社にまつわる想い・社会の流れの変え方といったことをインタビューさせていただきました。

普段はゴミは出したら行政や業者が回収してくれることが当たり前になっていましたが、裏側には複雑な手続きや多くの企業努力の結果成り立っていると知り、「当たり前じゃない、感謝しなければ」と大変勉強になりました!

さらに、”当事者意識の芽生え”についても、深く考えさせられました。

私の興味は冒頭にも書いた”建築の再利用”で、

「建築プロジェクトの発注者の古い建物に対する意識が低い!熱意ある人を増やそう!」と思っているにもかかわらず、

「私個人で取り組めることをちゃんと行えているのか?」と疑問が生まれました。

普段の生活でも、ゴミが出にくい買い物をする・きちんと調べて正しいゴミの分別をするなど身近にできることから始めてみようと思いました。。。

私の中で環境問題の当事者意識が芽生えるきっかけとなりました。

ありがとうございました!

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