齢32にして社会人芸大生となった男が、日々迫りくる提出期限にもがき苦しみながら課題という名の強敵に立ち向かう姿を綴る、大スペクタクルノンフィクションダイアリー。
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#農民美術運動
〈卒業制作への道 #3〉長野見聞録 -後編-
卒業制作のテーマに農民美術運動を選び、その発祥の地である長野県に来た…という話の続き。
前編はこちら ↓
長野県を訪れた理由は
①本物のこっぱ人形を見ること
②こっぱ人形作家の徳武忠造さんに会うこと
であった。
しかし、実はもう一ヵ所どうしても行きたい場所があったのだ。
初日は松本市の近くに移動して一泊し、次の日に奈良井宿と呼ばれる宿場町を訪れる。
奈良井宿は東京と京都をむすぶ街道『中山道
〈卒業制作への道 #2〉長野見聞録 -前編-
前回、卒業制作のテーマにこっぱ人形を選んだという話をした。
4月上旬。
こっぱ人形をより深く知るため、こっぱ人形の発祥の地である長野県神川村(現 上田市)を訪れた。
農民美術運動とは
農民美術運動とは、1919年に版画家である山本鼎(かなえ)という人物がはじめた美術運動で、当時貧しかった農民に版画や木工、織物などを教えることで副収入と芸術活動への参加を目的としたものであったらしい。
なかで