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漫画というものは、掴みがよければそれでいいというものでは断じてない。

アニメレビューは第10弾まで言ってるので、漫画レビューもとうとうその半分まで追い上げてきました。
前回、漫画アプリを4つ入れてるという話をしましたが、それらをまだ1つも入れてない時から入れたいようなってずっと迷っててまだ入れてないのがピッコマ。あれ、どうなんですかね?
1つ、最初から最後までめっちゃ観たいのが多分ピッコマでしかやってないんですよね~

前回のレビューはコチラ

マイナーどころも知れば都
https://note.com/tsukurei/n/n79eac14b5e29

そしてこれまでのレビューをマガジンにしておりますのでコチラもどうぞ↓

漫画・アニメ[マガジン(なんでもつくるレイ)]
https://note.com/tsukurei/m/m49fe61032b52


天使な小生意気

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★★☆
万人受け  ★★★★☆

謎解き   ★★★★☆

この作品は、かつてnoteで「私を構成する5つのマンガ(お題企画)」でも紹介した、私にとってとても重要な作品の一つで、全体的に4.5点がついていいという名作。小学生の頃に呪われた魔本により男から絶世の美少女に変えられてしまった主人公。魔本の呪いを解いて男に戻るにはどうしたらいいか、親友と一緒にとある情報を基に入学した高校で愉快な仲間達に会い、そこで繰り広げられる日常&謎解き&バトル。元が男だけど、ほとんどの男が振り返るような容姿のため、取り巻きにも全員好意を抱かれており、それらをどうかわしながらいなしながらやっていくかも一つのみどころ。シリアスパートもそれなりにあるが、コメディ色も強く、バトルやシリアス慣れしていなくても入っていきやすい構成。そして、謎解き部分についても行き当たりばったりで初期設定をつくったわけではなく、連載開始時点から恐らく最後どうするかを考えてつくったんだろうなと感じさせるストーリー面での緻密さも名作たるゆえん。

★好きキャラベスト★

1位 天使恵

作品全体として突出した好き嫌いはないんですが、まぁ一番可愛いかな。容姿というか、ところどころで見せるそういう(?)表情がイイ。

2位 藤木一郎

言われて見ないとそうは中々思わないかもだけど、ダイ大で言うとポップにあたるような立ち位置と振る舞い。そういう意味で応援したくなる中々に味のあるキャラだったと思います。

3位 礼子

大阪の泥棒の方。恵への接し方とか諸々とかなんとなく。


電影少女

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総合    ★★★★★
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★★★
万人受け  ★★★★☆

シリアス  ★★★★☆

実はこちらも、「私を構成する5つのマンガ(お題企画)」で紹介した作品ですね(別に意識して並べたわけでなくてたまたま)。だから、既にレビューした気になっていて、「あれ?これまだ書いてなかったっけ??」ってなりました。
そちらでも少し触れていますが、心が綺麗な人だけが入れるレンタルビデオ屋で貸し出している”ビデオガール”。これをビデオデッキで再生すると本物の女の子が画面から出て来て、そのビデオのテーマに沿った形で男の子に寄り添うという、男の夢を叶えるようなSFラブコメ。本来ビデオガールはプログラムされているため自ら恋をするようなことはないのだが、主人公が再生したビデオは再生時に不具合が発生したためイレギュラーにより、自分の意志というものを持って生まれてきてしまった。そして、実在する人間の女の子とビデオガールとの複雑な恋模様が展開されていく。またそれと同時に、その不良品であるビデオガールを消しにくる組織とのシリアスな対立。色んな展開がジェットコースターのように激しく駆け巡ります。
ある意味とても刺激的な作品であり、この作品をモチーフにした曲も作詞作曲しています。

Ruler's Trick
https://note.com/tsukurei/n/n2b2044692292

★好きキャラベスト★

1位 天野あい

順当に。

2位以下はそんないないんだよなぁ…強いていうなら本編が終わった後の14巻くらいから始まった続編みたいなやつに出て来た娘の方がよかったような…?


らぶひな

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★★☆
万人受け  ★★★★☆

ハーレム  ★★★★☆

個人的に、ハーレム系の始祖がこの作品なんじゃないかと思っているラブコメ。始祖の始祖は既に漫画レビュー第2弾で紹介した、同じ赤松健先生の「AIが止まらない」。それよりもハーレム色は強く、大小あれど登場人物のほとんどが主人公に好意を寄せているというハーレムっぷり。
ひょんなことから女子寮の管理人をやることになった主人公と、その女子寮の住人達とのドタバタコメディーが描かれている。が、一応主人公はただ1人に心を決めており、その娘を振り向かせようと奮闘はしている。まわりもそれがわかっているので、ハーレム系だけど正妻ルートもの。ハーレム系好きでもしまだ見たことがないのであれば是非一度は通っておきたいところ。

★好きキャラベスト★

1位 紺野みつね

何故好きなのか説明できない系の代表格。と言っても当時1位だっただけで今改めて読むとどうかわからないくらいで、断トツということは全然ない。

2位 成瀬川なる

正統派?ヒロイン。なのでまぁ。

3位 浦島可奈子

スゥとも迷うところだけど、ヤンデレブラコンという属性からしても僅かにこちらが上か。


牌賊!オカルティ

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★☆☆
ストーリー ★★★★☆
万人受け  ★★★☆☆

オカルト  ★★★★☆

麻雀でよく「デジタル派」「オカルト派」と言ったりするが、その「オカルト派」をふんだんに表現したのがこの作品。麻雀の格言みたいなありとあらゆる「オカルトシステム」を駆使して勝ち続けるキャラクターが、創作上でのオリジナリティ溢れる麻雀漫画として強烈な存在感を示した一作といえよう。

好きキャラは割愛。


天 天和通りの快男児

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★★☆
万人受け  ★★★☆☆

変則ルール ★★★★☆

当初はおちゃらけた雰囲気で始まるため、序盤とそれ以降で全く雰囲気が変わって別漫画のようになるのだが、東西のヤクザが麻雀で決着をつける東西戦がほぼメインになる麻雀漫画。ただ、この麻雀、普通に正々堂々とかというとそんなことはなく、当然ヤクザやら雀ゴロやらが混じっているのでイカサマやら何やらが出てきて、そういう駆け引きやテクニックの部分でも魅せてくる。そして、そもそも普通のルールの麻雀だけでなく、福本伸行先生ならではの変則ルールで行うものもいくつかあり、それら全てよくできたスパイスとなり、この漫画でしか味わえない展開もある。
また、有名な麻雀漫画「アカギ」は実はこの天のスピンオフとして登場しており、こちらが初登場。アカギの初老くらいの闘牌や振る舞いが味わえるのでアカギ読者は是非とも通っておきたい。

好きキャラは大差ないので割愛。


ロトの紋章

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★★★
万人受け  ★★★★☆

本家設定  ★★★★☆

ジャンプではダイの大冒険、ガンガンではロトの紋章、というくらいのドラクエ設定の漫画。こちらもかなりの力作で、特にストーリーの謎解きと言いますか、色んなところが明かされていく時の驚きや、そことそこがそう繋がるのか!みたいな考えてつくられたシナリオの凄さはダイの大冒険にひけをとりません。ダイ大見ててこちらがまだであれば是非とも。
こちらはダイ大に比べ、ドラクエ3がベースにあるというところもあり本家のドラクエの設定等は濃いめ。馴染みある地名等もたくさん出てきます。

★好きキャラベスト★

1位 ティーエ

ルックス含め全体的に好き。

2位 サクヤ

2位以下は強いて。ポロンに対しての雰囲気がよいのもあるけど、ルックスも中々好きだった記憶がある。しかし、これ続編になると完全にモブでぼってりしたおっかぁになっててガッカリしたw

3位 ルナフレア

2位とは大差なし。もう少し長く出番が欲しかった。


りぶねす

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総合    ★★★★☆
キャラ   ★★★★★
ストーリー ★★★★☆
万人受け  ★★★★☆

シスコン  ★★★★★

とにかく妹が可愛すぎて好き過ぎて仕方がない兄と、何でもできちゃう兄を信頼しきった妹の、シスコン&ブラコンコメディー。ただ、熱量的には兄のシスコン度合いの方が上で、まわりにも引かれる程。そんな兄には幼馴染の女の子もおり、途中からは妹と幼馴染の間で揺れ動くラブコメもストーリーの大きな柱の一つ(妹は恋愛対象で見てるわけではないが、妹第一なので恋愛をまだする気になれない的な)。
登場キャラもそれぞれ個性がたっており、兄まわりだけでなく妹まわりでの人間関係やそれらを交差する話の展開も良く、最初から最後まで通して良作。
ただし!最終巻の1つ前の巻で一応完結したことになっていて、最終巻でアフターストーリー的なのをやっていたのですが、これが個人的には結構許せなかった。同人でやるような内容を公式でやるなと。一応その前で完結したことにしてるので、そこが救い。もちろんこれに歓喜する人もたくさんいたようなので人それぞれなのですが、本当にやるなら別漫画としてやるべきでは、というのが個人的見解。そういう意味で最終巻だけは注意が必要です。

★好きキャラベスト★

1位 猪口のり子

この娘はかなり好き。イイっす。

2位 甲斐堂花純

1位断トツ。だけどまぁ花純は普通に可愛いかな。

3位 水無月真琴

3位以下は強いて。アスカとも大差はないが、なんとなーく雰囲気的には好きかな。大人しい子や控えめな子は好きじゃないことが多いけど真琴ちゃんは割と可愛さがあってよい。


キスしてくれなきゃ死んじゃう


総合    ★★★☆☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★☆☆
万人受け  ★★★☆☆

終盤    ★★☆☆☆

ここからは、私が入れている漫画アプリの一つ「マガポケ」から紹介していきたいと思います。前回は漫画parkでした。あちらもまだあるのでおいおいやっていきます。
さて、この作品は定期的にキスしてもらわないと死んでしまうという奇病「接吻疾患」にかかってしまった幼馴染美少女とのラブコメ。主人公は鈍感系なので他の好きな娘に現を抜かしといういつもの展開。全3巻と短く、あらすじや絵からも凄く期待がかかる感じとわかるかと思いますし実際中盤くらいまでは凄くいいのですが、ラストがパっとしなかった記憶があり、それでこの評価に留まっています。ある意味「惜しい」という作品。

好きキャラは割愛。


ネクロマンス


総合    ★★★☆☆
キャラ   ★★★★☆
ストーリー ★★★☆☆
万人受け  ★★★☆☆

キレ    ★★☆☆☆

先で紹介したりぶねすの作者の次作品。一度死んでしまった勇者がアンデッドとして蘇りめでたしめでたし?愛する聖女とイチャコラしたいが、アンデッドは生身の人間と触れ合うと激痛が走ってしまう体のため、愛する人と触れ合うことができなくなってしまった…!という触れ込みによるインパクトあるあらすじのもとに始まった異質ラブコメ。
他で見ない設定と、力の入った広報により期待がかかりましたが、この設定が逆にあだとなってしまったのか、途中からそのテーマで色んな話を拡げることが難しくなってしまったのでは?という印象。途中から「あぁ…これはそのうち打ち切られそうだな…」て感じてしまったのは割と珍しい。キャラも展開も悪くないだけに、飽きさせない工夫がもう少しあればというところ。

好きキャラは割愛しますが魔法使いの娘が結構良かった。


おたくの隣はエルフですか?


総合    ★★★☆☆
キャラ   ★★★☆☆
ストーリー ★★★☆☆
万人受け  ★★★☆☆

エルフぽさ ★★☆☆☆

私の従兄弟である、「はじめてのギャル」の植野メグル先生の次作品。
逆異世界系ラブコメということで、エルフが隣の部屋に越してきてよろしくやるという、まぁまたメグル先生らしいコテコテ設定。ただ、あまりエルフぽくないかな?異世界絡みなので度々軽めのシリアス&バトルもありながらという、その方面好きな方々にはご馳走となりそうな作品。
これまたコテコテですが、元々好きだったクラスメイトとエルフと最後はどっち選ぶの?というところも見どころ。

好きキャラは割愛。



ということで、漫画レビュー第5弾に入ったものの、相変わらず見てるジャンルの偏りが…(苦笑)
今回のタイトルにもありますが、私はいいも悪いも正当評価しますので、その作品のファンには申し訳ないですが割り切って読んで頂ければと思います。

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