見出し画像

「先先先週から僕はキミを探しはじめたよ」の話


つくねの職場に新しいキャラが登場し(てい)た! 

梅原さん
攻略難易度 B
笑顔が可愛いゆったりママさん。
MAN WITH A MISSIONを知ってた素晴らしい人。
某アイドルグループのファン。
(ぼかす訳でもなくフツーに聞いてフツーに忘れた)


メガネくん
攻略難易度 B
唯一のメンズ。
恐らくは20代か……?
磨けば光る完全なるダイヤの原石。

初エンカウントの日。
コミック売り場で品出しをしていたメガネくん。


どうする?

▶話しかける
 talk
 разговаривать
 说话

「あのあのあの……このお店、特にこのコーナー……アレもコレも欲しい!ってなりませんか?」
「……漫画、読むんです?」
「めっちゃ読むんですよ……」
「かなりヤバいと思いますよ」
「やっぱり?」
「ハイ……気を引き締めてないと……止まらなくなるんで」
「ああ!やっぱり!?」

そして……
遂に時が来た。


「本にハタキをかけながら、何処に何が置いてあるかを把握してください」
 
と、つくねに店長直々の命が下る。

まずは雑誌コーナーから始めよと仰せのままに
流れ流れてコミック売り場。

いた!
コミック担当の人!


神尾さん
攻略難易度 B
コミック担当。
20代メガネ女子。
ゴリゴリのオタクっ娘!!!
(褒めてる)


行くぜ!


「ここって……天国ですよね……」
「!!!……漫画……好きですか?」


メガネが光るのをつくねは見逃さなかった。


「大好きです!!!何かオススメとか、好きなヤツあります?」
「どうしよう……いっぱいあり過ぎて……」
「うわぁ……」


売り場を歩きながら

「コレ、めっちゃ面白いです」 
「気になってたヤツ!」
「コレも……すごく面白い……」
「気になってたヤツ!」
「コレは入った時に一気買いしたヤツです」
「気になってたヤツ!」
「貸しましょうか?」
「えっ……良いんですかっ!?」


めっちゃ面白かった。
ビビる程に……  
ゴリゴリ体育会系の高校オーケストラ部の物語。

2巻で既に号泣し
それ以降ほぼ1巻毎に泣いてる。

とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。
中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す。
音と音、心と心が繋がっていく……
「心が叫びたがってるんだ。」の作者・阿久井 真が送るオリジナル最新作!


「これもオススメなんですけど……」
「はっ!こちら、BのL?神尾さん、もしや……」
「腐女子なんです」 
「あああ、ありがとうございます!ミートゥです!」

これよ!
これなんだよォォーーーッ!


中学生、高校生の時に何気なくやってたこのやり取り……お久しぶりです、生身の腐女子!

ありがとう!
本当……ありがとう!!

【おまけ】

お客様の気配がして

「いらっしゃいませ〜」

とチラッとみて

(ふっふふふ……かっちゃんみたいな服着てる人発見!)


しばらくして、その人が入口付近に来た。
すごいニコニコしてこっちを見ている……


「ありがとうごz……あ!かっちゃん!」
「様子を見て帰ろうと思ったんじゃけど……」
「や、そろそろ来るかなって思ってたわ〜」

付近にいた店長と鈴木さんに紹介してから、かっちゃんは立ち去った。

「すごくニヤニヤしながらこっち見てくるので、やべぇヤツが来たなって思いました」

店長がクールに呟いた。

帰宅してその旨、本人に伝えると

「お店入った時に店長さんと目が合って……『怪しいと思われた!』って分かったけどニヤニヤが抑えられなくて……」
「認識してたんじゃ……己を……怪しいヤツと……」


【結論】
やっぱり推しは店長。







この記事が参加している募集

はじめての仕事

気が向けばサポートして下さると、大層嬉しいです!頂いたサポートは私自身を笑顔にする為に、大事に大事に使わせてもらいますゆえ、以後よしなに(๑•̀ㅂ•́)و✧