「少しキュンとした」の話
少し前。
お仕事現場のマンションの階段の所に、ウチの会社のクロス職人さんが座り込んでいた。
私と同年代のメガネ男子で割とクールな雰囲気。
以前に同じ現場だった時、帰り際に
「これ、良かったら……」
と自販機でコーヒーを、奢ってくれて以来、
私の中で
“物静かだけど、優しい人”
のグループに属している。
(何をしとんじゃろ?)
遠目では分からず、近寄って
「お疲れ様ですー」
「あ、お疲れ様です」
「あの……何をしてるんです?」
「イヤ……トカゲがいたんで……草むらに連れて行こうと……」
(小動物にも優しい!!)
「あ、そうなんです?」
「でも、ちょっとすばしっこくて……」
(トカゲにスピードで少し負けてる!)
(ぐっ……、か……カワイイ!)
私はギャップに弱いので、かなりキュンとした。
そして、事務所に帰り、同僚二人にこの話を、ウッキウキでしたのだが
「へえ……そうなんじゃ」
「んー、優しいなあ」
あれ?全然思ってた反応じゃない!
何かもっと……キャッキャウフフ出来ると思ったのに!
キュンとする
ツボって本当
それぞれだ
(つく蔵 心の俳句)
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