7日間ブックカバーチャレンジ 2日目は「LIFE」THE '60s

ブックカバー0429

7日間ブックカバーチャレンジ 2日目は「LIFE~SPECIAL DOUBLE ISSUE THE '60s DECADE OF TUMULT AND CHANGE~」(1969.12.22、B4変形128ページ、¥250-)。手に入れたのは高校に通う途中、頻繁に立ち寄った新宿紀伊国屋だったと記憶しています。

新宿西口広場反戦フォーク集会、佐世保エンプラ、東大安田講堂、御茶ノ水カルチェラタン、4.28沖縄反戦デー、6.09アスパック反戦デモと続き、奇しくも10.21国際反戦デーに全学ロックアウトが解除されたあと、所詮ノンポリ、ノンセクトで機動隊が出て来れば蜘蛛の子を散らして逃げるだけではあったものの、地下鉄丸ノ内線新宿三丁目につながる階段から山崎ハコがフラッと現れ出て来るような冬空の下、せめて記録を残しておきたいと思い立ったからでした。

思い出せばチビチビ小遣いを貯めていたのでは間に合わないというので一念発起、昨年11月に逝った母の「自分の責任で最後までやりきりなさい」の一言があればこそ、隣町の蕎麦屋で稼いだアルバイト代を注ぎ込んでそこそこ高価だったPENTAXの一眼レフを購入したのは、2年生の春、修学旅行の企画委員(我が母校の現在はいざ知らず当時は図書の購入も修学旅行先も生徒が決め、ガイドブックというにはちょっとお粗末ながら夏休みにガリ版印刷の小冊子を自作するのが伝統でありました)として表紙のデザインと史跡の調査を担当したのがきっかけでした。生意気盛りなのに自分に自信はなかったわけだから、カメラマンになりたいとかデザインの道に進みたいとが思っていたわけではないけれど、どこかに「記録者」への思いがあったのかもしれません。

これも「蔵書整理箱」から出してきた一冊なので、表紙はうっすら煤けているものの、中を開ければさすがにアメリカ合衆国を代表する写真週刊誌、その特別号とあって、ケネディ、フルシチョフ、ゲバラ、オズワルド、ビートルズ、サイケデリック、ベトナム戦争、アポロ11号と「USAが世界の中心」が一望でき、同時に広告はKENWOOD、AKAI、SONY、TOSHIBA、PANASONIC、SANYO、MINOLTA、SHARP、RICHO、CANON、DENON、PIONEERと日本の家電・音響メーカーがオンパレードというのは、いかにも時代の移り変わりを実感できるのでした。

………facebook「7日間グックカバーチャレンジ」について:「読書文化の普及に貢献する」ためのチャレンジで、facebookで「好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というものだそうです。だれがいつ始めたのか分かりません。弊害があるとしたら面倒くさいなぁ、ということで、経済的ないしセキュリティ的なリスクはないようです。まぁ信頼関係を確認する善意のチェーンメール、どこまで続くかのゲームのようなものだと思っています。【ルール】は、①本についての説明はナシで表紙画像だけアップ ②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。

私は某IT系メディアのTOPからお声がけをいただき、断る理由はないしな……ということでチャレンジに参加しました。今日で2日目です。


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