マイナポイントが始まった マイナンバーカード交付枚数は特別定額給付金で100万枚増加

マイナポイント

マイナンバーカードとキャッシュレスを結びつけた「マイナポイント」制度がスタートした。といっても始まったのは「マイキーIDの発行」(マイナポイントの予約)で、ポイントが付与されるのは今年9月以後だ。

「マイキーIDの発行」とあるので、アルファベットと数字で構成された暗証番号のようなものがメールで届くのか、と思ったのだが、全く違う。自分が利用しているキャシュレスの手段(スマートフォン型○○Pay、交通系電子マネー、プリペイドカード、クレジットカード、デビットカードなど)の中からいずれか1つを登録することを指している。

9月1日から来年の3月31日までの間に、登録したキャッシュレス・システムにチャージするか、支払った額に応じて2 5%のポイントが付与される。付与されるポイントは最高5千円分なので、2万円のチャージか支払いが要件となる。 

総務省によると、6月1日現在のマイナンバーカード交付枚数は、全人口の16.8%、2135万枚だ。新型コロナウイルス感染拡大防止策として実施された「国民1人当たり10万円」の特別定額給付金で新規交付申請が殺到したのだが、その直前、5月1日現在の交付枚数は2033万枚だった。1か月で100万枚増えた計算になる。

これに対してマイナポイントの受付けは先着4千万件(人)という。来年3月末までにあと1865万枚の新規交付を予定していることになるのだが、新規の交付手続きが集中してまたぞろサーバーがダウンしたのでは、「マイナンバー/マイナンバーカードって使いものにならないじゃないか」を喧伝することになってしまう。

さて目論見通りに行きますかどうか。

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