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好きなものを「好き」って言いたい。『たった一言で印象が劇的に変わる!話し方ドリル』

「話したってどうせわかってもらえない」
っていう気持ちが根強くあります。

本当は、言葉にして自分の気持ちを
伝えるのが下手なんです。

だから、いつも文章を書くことに
一生懸命なのかな。
その方がじっくり考えられる。

もっと心に響く文章を書くためには
どんな言葉を使うおうかなって、辞書を開きます。
短い文章で伝わるように、
何度も書き直します。

でも言葉って、難しいですよね。
思いやっているつもりでも
誤解を招いたり
本当に伝えたいことまでに
随分時間を要してしまったり。



好きなものを「好き」って言えなかったんです。
「この本読んだんだ」
って言ったら
「読書が好きなんだね」
って言ってもらうのを待ってた。

だけど実際は
「私は本読まないからわかんない」
って言われることが多くありました。

その度に、「否定された」
「この人にはわかってもらえないんだ」
って、心のシャッターがおりるんです。

でも、私がそう言わせてたのかもしれない。
だって、その人は自分の意見を言っただけ。
それを著書を読み、気づいたんです。

「相手がマイナスの意見を言う前に『好き』と伝える」


「この本読んだんだ。私、この本好きなの」
そうしたら、相手が読書をしない人でも
「へー、どんなところが面白いの?」
って言うかもしれないですね。

「好き」というものに対して
「いやいや私は嫌いだから」
っていう人は少ないですよね。

「この人全然私のこと分かってくれなくて、ひどいな」
って思ってたんですけど
私が「好き」って言ってしまえば
ポジティブな話に持って行けますよね。

「好き」っていうことで、
ネガティブな意見を寄せつけないなんて
考えたこともなかったです。

それが、「直感に響く話し方」なんだなって、思ったんですね。
この本で一番強調されているところでした。
「早く」「強く」「心に」伝わる話し方だと。



新型ウィルス流行前までは
たくさんの人と会っていた。
だから、聞き手に回るだけでよかったんです。
皆に分かってもらう必要がないから
適当に、ニコニコしてやり過ごすだけでした。

だけど行動が制限されるようになり
大切な人と、深く付き合うようになったじゃないですか。
より楽しい時間を共有するためには
ただ聴くだけじゃなくて
もっと、伝わる話し方をしたいなって思ったです。

もちろん時間も大切。
長々と喋ってしまうと
伝わらないだけじゃなくて
相手の時間も奪ってしまうなって思うんですね。

たった一言で印象が劇的に変わる話し方っていうのは
これからの時代、もっと必要になってくるんじゃないかな。



著書は、事例、問題、解説という流れで作られています。
私は1冊1日かからないで読めるんですが
この本は三日かかりました。

ただ読むだけのインプットは楽です。
アウトプットはすごく難しい。

問題に答えなくてはならない
理解しなくてはならない
正解しなくてはならない
って考えるから、ものすごく集中する。

ものすごく労力がいりました。
だからこそ身につくんだなーって思います。
読んだだけで終わりにならない。



「直感に響く話し方ができるようになると、『相手に想いが正しく伝わり、あなたらしく幸せに生きられる』『人間関係が良くなり、人生がうまくいく』、そんな嬉しい未来は訪れるのです」

聞き手って好かれます。
余計なことを言わないで
話を聞いてくれる人って
すごく好かれると思います。
だから、一生聞き手で生きていこうかな
と思っていました。

でも。
私はどこかで我慢していのたかもしれない。
もっと、言いたいことが言えたらいいのになとか
気の合う人と仲良くなりたいのになって。
もっと、自分を出していきたいって
思っていたかもしれないです。
それで、人間関係にブレーキが
かかっていたのかなとも思うんですね。

私は自分らしく生きていきたいと
強く願っていたのです。



著者は、40年近く
話し方の勉強をしてきたと書かれています。
話し方の専門家として
努力を積み重ねて、輝き続けています。

その一部分でもいいから習得したい。
習得して、大切な人に好きになってもらいたい。
好きなものを「好き」って言いたい。
身につくまで、何度も何度も
読み直し、解いていきます。


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