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何がそんなに悲しいの?『よけいなひとことをわかりあえるセリフに変える親子のための言い換え図鑑』

ひとりの人間として尊重され愛されたことは、
生涯にわたって子どもの心を守ります

『言い換え図鑑』で有名な大野萌子氏の
『よけいなひとことをわかりあえるセリフに変える親子のための言い換え図鑑』には、このように書かれています。

人間関係の悩みや生きづらさを抱える人は
その背景に、親子関係の問題が
根強く残っているそうなんですね。
子供を一人の人間として尊重する、
子育ての永遠のテーマ。

私この本すごくいいと思います。
なぜなら、「よけいなひとこと」と
「わかりあえるひとこと」が
それぞれ92個、紹介されているんです。

ほめ方叱り方、チャイルドコーチングなどを
学んできましたが、 正直もっと事例が
欲しいと思っていました。

この本は92個ありますので
毎日、いつでもどこでも、使っていけます。

さて、我が家はどんな風に活用しているかといいますと


【子どもが泣きじゃくっている時】
よけいなひとこと「泣いたってわかんないでしょう」
わかりあえるひとこと「何がそんなに悲しいの?」


以前の記事にも書きましたが
娘は結構繊細なようで、割とすぐ泣いちゃうんですね。

本書によると、やはり、ただ責めていても
ますます涙が止まらなくなる。

「泣いて済むと思ったら大間違い」
「あんたが悪いんだから泣いちゃだめ」と
脅す人もいると。

これは、言われ続けると将来子ども自身が
同じように他人を脅す可能性が高まるということ。

だから、寄り添って話を聞いてあげることが重要なんだそう。
話を聞いてあげるだけで泣いてる子どもは
落ち着き、冷静さを取り戻す。
そして、涙の原因となってる心のモヤモヤを
言葉にして吐き出すとスッキリすると述べられています。

これはいい!と思って早速やってみました。

パパに注意されて泣いてしまった。
「何がそんなに悲しいの?
泣きたくなるほど辛いことがあったんだね」
「うん、あのね、わたし、いいこにしてるのに
パパがね、もう知らないって言ったの」
「そっかぁ、そんなことがあったんだね」
「うん、だから、悲しかったの」

実際は、事実と異なることを
喋ってるなぁとも思うんですが(笑)
ただただ、聞き役に徹することで
どんどんどんどん言葉が出てきました。

このプロセス、すごく大事だなぁと思ったんです。
親が自分のことを否定しないで
話を聞いてくれるってやっぱり嬉しいですよね。

私自身、割と否定されて育ってきたので。
それが直接の原因かは分からないですが
非常に生きづらい時期がありました。
本書をヒントに
娘の心を支える親でありたいなって思います。


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