ちくわパン
私が地元の病院に勤めていた頃だから12、3年前になると思う。当時、土曜日が半日で仕事が終わる頃になると駐車場に地元のパン屋さんが来ていた。
私のいつも選ぶのは花豆パンとちくわパン。どちらも人気のパンだったから早くに行かないと売り切れてしまう事もあった。
その、ちくわパンを休憩室だったり車の中で食べてから生方たつゑ記念文庫に通った日もあった。なぁ…なんて事を先日、職場の先輩からファミマのちくわパンをいただき、ハマっていた事を思い出したのだった。
そしてまた、ハマった(笑)
毎日でも食べたくなった。
なのでとりあえずファミマで買い占めた(笑)
っていっても2個しか置いてなかったから2個だけど。
(むむむ、人気なんだ、きっと…)
元々、ちくわが好きなのもあるけれども。
ちくわの穴にツナが入っているとこ、噛んだ時のちくわの弾力とパンの柔らかさが絶妙なのか…。
とりあえずレンジであっためたり、トースターで焼いてみたりもした。
うむ、どんな風にしてみても美味しい!
そしてこの美味しさを広めてみたくなったので
上司に伝えてみたら
「興味がないから買ってみます」
かなりの塩対応だった…。
同僚の方に伝えたら
「北海道のですよね、美味しいですよね」
ってご存知だった。
ちなみにオススメちくわトーストのレシピも教えていただいた。
(なのでさっそく、作った)
なんだかちくわ熱上昇中で、この熱をただ食べる事にだけ生かすのはもったいないので、短歌に注ぐ事にしたい。
赤羽の酒場にちくわの磯部揚げ 声の割れ目の中にたのしむ/岩内敏行「りとむ」2021年1月号
岩内さんは会話を楽しみつつ、赤羽という街、そしてたくさんの酒場の中からその日チョイスした酒場、それからメニューのちくわの磯部揚げを楽しんでいる。
ぐはー!〈赤羽〉〈酒場〉〈ちくわの磯部揚げ〉
あぁ、このシチュエーション…私の最後の晩餐でも良い。
ふぁー、なんだかね。赤羽が近くて遠い今日この頃ですね、
励ましてほしいと素直に言える人いいなちく天ぶっかけうどん/北山あさひ『崖にて』
表向きは強がる私がいて、でも裏側というのか本音は素直になれたらいいのに、と願う私がいる。そんな私がどこか愛おしい一首。
ちく天という噛んだときの弾力とか、穴の空いているちくわの構造とか、そういうのが素直になれない私とどこか呼応しているようで、ぶっかけうどんをずいずい啜りたい。
ちくわってパンもいいけど、うどんとの相性も抜群なんだよね。
ちなみにパン職人の友人にも勤め先のパン屋さんでちくわパン作ってないのか?聞いてみたら、今は作ってないとのこと。
また商品化してくれないかなー、
そしたら買い占めるんだけど!!
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