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はたらく夫婦の効率化~やるっきゃないのか?そこに愛はあるのか?


都会の暮らしは、見るのも怖いが・・・         

3年ぶりに、都会で働く息子の家に来ている。その間に3人目の孫が生まれ、忙しい共働き夫婦の生活が、気にはなるが見るのも怖い感じがしていた。

妻以外が、コロナに感染したというので息子と子ども三人は家に隔離状態になっていたとのこと。おっとりしている息子は、その苦しい境遇を通り過ぎた頃、私からの電話にそう話した。

パパ、ママは同じ会社の現場監督である。現在は、出産を終えたママの方が現場に復帰し、フルタイムで働いている。パパは時短の事務職。

まず一日の育児パパのスケジュールはこうだ。
育児パパの一日

5:00AM 起床、夜中に乾燥が終わった洗濯物をたたむ。 朝ご飯の準備
6:00  子ども全員と朝食
6:30  片付け、子どもに着替えをさせる1歳の子の準備、自分の準備 
7:00  下の子2人を車で保育園に連れて行く
7:30   自宅に帰り車を置き、自転車で駅まで電車で通勤
7:50  長男新一年生自分で忘れ物の無いよう身支度して祖母と登校
4:00PM 終業、電車、自転車
5:00   学童保育へ1年生を迎えに行く〈今は新入学だから〉
     学校は歩いて5分。 いったん家に帰り晩ご飯の準備
6:00までに 車で保育園に下の2人を迎えに行く
6:30  帰ったらすぐに子ども3人と夕食
7:00  風呂に入り始める。次々に。着替え、後片付けなど。
8:00  洗濯。 子どもたちと遊ぶ。1年生の明日の準備などのチェック
9:00  乾燥機をかけないものだけ取り出し干す。全員就寝

今は、ママは週末しか帰らないので、ママが帰ってきたときに保存食の準備をちゃんとしているのだ。冷凍したり、大量に作って冷蔵庫に入れたりしている。これをパパが毎日手際よくこなしている。もちろんパパも作る。

家庭は共同経営の小さな会社か?
 
小さな会社のように、ホワイトボードに週に1回やること。月に1回やること。2ヶ月に1回やること。のタスクボードがあり、マグネットに張ったタスクを実施済の方に移動させて、やってないことが一目瞭然に分かるようにしている。買い物リストや、子どものサイズ、伝達事項、備忘録が書いてあり、その下のカレンダーにスケジュールが書いてある。ここまでしていれば落ち度はないだろうという感じである。

街のねずみの工夫

のんびりパパに任せていては、進まないし、ママのイライラがつのるから考え出された方法だろう。すごい。
合理的でかつ能率的。共働きの手本じゃないか。
パパに、ママの完璧主義は伝わらない。性格も育った環境も違うのだから。
なら、効率化を図る会社のように家庭を運営していこうとどこかで切り替えたのだろう。3年前はまだ不満がくすぶり、私にパパの不出来を愚痴っていたママだった。私は、息子はよくやっているじゃないかまだ不満があるの?と内心思ったが、その時、「気がつかないからできないのだと思うからしてほしいことがあれば、ちゃんと書いて伝えたらいいよ」と言った。それにしても本当に、よく躾けたものだ。

田舎のねずみ

ここからは、パパの母親目線~ 

田舎でのんびり育った息子、本当にこの都会で、この忙しい毎日に耐えていけるのかすこし心配だ。賢い妻と3人のかわいい子ども。いつまでも幸せに暮らしてほしいと心から望む。息子が選んだ道なのだから、応援する。

でも、もし疲れてしまった時は、いつでも故郷に帰ってどんな生活でもいいから、心や体を休めてほしい。帰れるところがあると思っていてほしい。
 
田舎のネズミが都会で暮らしていくことは、大変だろう。
そんなネズミばかりの東京。
少し無理をしながらみんな頑張って生きているのだと思う。
「今は頑張れ、きっと努力は報われる」と願う。

若い共働き夫婦を応援する母

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