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夏休みのひとり温泉旅最終日は、極上湯の宿ですっぽんフルコース

数年前から気になっていた、ひとりでもすっぽんフルコースが食べられる宿へ

夏休みのひとり温泉旅3泊目は岩手県と秋田県の県境にある宿「栗駒山荘」で、酸性硫黄泉のお湯と山奥の秘湯とは思えないすばらしい食事を楽しんだ。

絶景露天風呂で有名な宿だが、今回は台風の影響で終始曇り空。景色は楽しめなかったものの客室の快適度が上がっていたし、今回も満足度の高い滞在だった。

予約難易度が高めの宿なので、実は今回4泊した温泉宿のうち最初に予約をしたのが栗駒山荘だった。栗駒山荘の予約が取れたから「夏休みは東北に行こう」と心が決まったのだ。
もちろん、計画当初は宿泊の前日か翌日に栗駒山を登るつもりでいて。もともとの予定では、前日は一関駅前のビジホに泊まり、午前中のバスで須川高原に着いて栗駒山に登ってから栗駒山荘にチェックインする予定だった。しかし、数日前に台風の影響でとても登山を楽しめそうにない天気だとわかったので、前日も近場で温泉宿に泊まる計画に変更したのである。

一関駅から須川高原に向かうバスは細い山道を1時間以上走るので、もしも台風が直撃して通行に影響が出たらどうしようと思っていたが、時折雨が降るタイミングはあったものの大した影響は出なくてホッとした。この日も雨は降らず、バスは時刻表通りに一関駅に到着。

一関駅からは、今回の旅の最後の目的地に向かって電車で移動する。
「食べる宿」の異名を持つ小旅館で、1人泊でもすっぽんフルコースをオーダーできる宿だ。全4室の宿だが、2つあるかけ流しの内湯を常時貸切で利用できるスタイルも好みで、数年前から気になっていた。金曜と土曜日が1人泊不可なのでなかなか機会を得られず、今回が初めての宿泊となる。

一ノ関駅から東北本線で北上駅に向かい、北上線に乗り換えてほっとゆだ駅で下車。予約しておいた乗合タクシーで、15時過ぎに宿に着いた。

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