一回認めよう。話はそれからだ。
「わたしみつかる12か月」を購入してくださった方、マガジンをフォローしてくださっている方、ありがとうございます!月と暮らすウェブマガジンLife with the Moonです。
前回の獅子座新月にひきつづき、お手紙を書いております。2020年魚座満月のお手紙です。
首相の辞任など驚くニュースが舞い込んだりしており、翻弄されてしまいそうになりますね。
もし…○○だったら○○しただろう
2020年にわたしたちが経験した出来事って一体なんなのかなと考えたりするんですけども。
起きてしまった事実は、変えようがないですよね。わたしたちがそこでどうするかだけが変えられる。
ドラえもんでもバック・トゥー・ザ・フューチャーでもいいんですけど、もしタイムマシンがあって、過去を変えられるとしても、変わった過去が導き出す未来は変わっているわけです(魚座満月らしくファンタジー色出してみました)。
人生って選択の連続です。ああしていればよかったと思っても、過去はどうしようもない。じゃあどうするかの答えはひとつ。
これからの選択にベストを尽くすしかないんですけど、ベストであってもパーフェクトとは限らない。
それを知っているのと知らないのとでは、生き方が変わるなと思っています。
2020年の魚座満月で考えて欲しいこと
今回迎えたのは、魚座の満月。
魚座って「見えない世界」や「ファンタジー」を扱うサインであり、「ヒーリング」「浄化」「根源への回帰」「慈愛」「共感」「芸術」などなど、つながるようなつながらないような(!)ジャンルをつかさどっています。
月の向かい側にあるのは、乙女座の太陽。
乙女座は、「実務」「分析する力」「貢献」「几帳面さ」「完璧主義」などをつかさどっていて、この2つは向かい合うサインですから、反対でありながら共通のテーマをあつかうんですね。
満月は、太陽が月を真向かいから照らすわけですから、今回の場合でいくと、太陽は「ちゃんと分析してきっちりかっちりとパーフェクトにやりなさいよ!」と魚座の月に言います。
魚座の月は普段は、「そんなこと言ったって、まぁいろいろあるじゃん?生きるってそういうことなんじゃないの?」と思うんですけど、真向かいからそう言われちゃうので、「そうよね。わたしに足りないのってそこよね!?」という気持ちになるか、「なんか詰め寄ってくる人がいるわ…逃げようかな…」となるかです。
今回の満月は、改革の星と言われる天王星が協力してくれていますから、それぞれの言い分を超えて「理想的な未来をみなさいよ」とアプローチしています。
魚座の月にすべてを委ねてしまえば楽だという気持ちが芽生えても、天王星がそうさせてはくれない感じです。
夢を見て先へ進んでいける人とは
Life with the Moonの魚座満月記事でもお伝えしていますが、魚座は12サインの最後を飾るサインですから、今回の魚座満月のタイミングで、これまでの棚卸しをしてみましょう。
良いことに目を向けておくことが大切だ、ネガティブなことは考えちゃいけない。そんなことを、スピリチュアルな方々が言っているのを見かけますよね。
それももちろん素敵なことなのですが、本当の意味で、良いことに目を向けておくことができる人は、良いことばかりではなくて色んなことがあるという事実を認められる人なんじゃないかなと思うんですよね。
それを知っているから、夢を見て先へと進んでいける。
これぞ、真の魚座らしさだと思います。
乙女座の場にいる人が語る魚座っぽさ
自分の記事を探すのにnote内で検索をしていたら、ある方がLife with the Moonの記事をシェアしてくださっているのを見つけました。
シェアしてくださったのは、病理医ヤンデル先生こと市原真さんです。Twitterの別アカウントではフォローさせていただいるのにシェアしてくださっていることに昨日気づきました…(すみません)。
少し前から、ここで紹介されていた記事のアクセス数があがってるなーと思っていたんですよね。ありがとうございます!
そして。こちらの記事を読ませていただいたときに、ちょっと魚座っぽいなーと思った箇所があったので、引用させていただきますね。
月にワニを見出す人に、「あれはどう見てもウサギではないか」と、説得して考え方を変えさせられるものだろうか?
「人間が複数の物語を見比べながら歩いて行こうとする本能」に対し、片方の物語を消せばいいと唱えることは、らんぼうな理想論に思えてならない。
「月の模様の見え方にも、ところが変わればこれだけバリエーションがあるんだよ」ということをまずは呑む。
物語には多様性があり、強さがあり、ほかの物語がダメだった人にとっての受け皿としての性格がある。
物語を画一化しようなんていう試み自体が間違っている。それが成功したエビデンスは過去にない。
医学のことを語られているのに、この記事に引用させてもらって申し訳ない感じですが。
ここにある「受け皿」「物語を画一化しようなんていう試み自体が間違っている」という言葉がとても魚座的。
これを、反対側の乙女座領域に位置するであろう医学に携わっている方が発しているというところが実に興味深いと思ったのです。まるで今回の満月のよう。
魚座的に一回認めて先を見よう
「不要なものを手放しましょう」「浄化しましょう」と言われると、「断たなければ!」「捨てなくては!!」「離れなければ!!!」と思って身構えてしまいませんか。
本来の魚座の浄化は、断たなくても、捨てなくても、離れなくてもいいんじゃないかなって思います。
そこに全部あっていいのです。
いろいろあるってことを認めて、そのいろいろに感謝すべきところは感謝をして、その上で前へ進んでいく。
例えば、「絶対許せない!」と思っている人がいるとして。その人のことを許せなくても、許せないと思ったことを認める。どちらかが正解ではなくて、自分にもその人にも考えがあったということを認める。
もし、「こうあるべきだ」という強い思いがあったら、一度、そう思うに至った経緯や他はどうなの?というところを考えてみて、自分の思い以外のものが存在することを認める。
そして、それをそこに置いておいて、自分が信じるものを胸に歩みを先へ進めましょう。捨てなくても置いたままでいいのです。内包するというイメージ(捨てるなって言ってるわけではなく、捨てられるならそれでもOKですよ)。
魚座の支配星である海王星は、夢見る力をつかさどります。
夢を見る力は生きていく上で欠かせないものですが、魚座の大きな力に思いを馳せると、夢を見る力が多様性を受け入れるというベースに成り立っているということがわかると思います。
頭の片隅に置いておいて欲しいこと
「わたしみつかる12か月 魚座編」を過去に購入してくださった方は、過去のワークを見返すか、新たに1枚プリントアウトしてもう一度とりくんでみてください。
伝えたいことがありすぎて(笑)、この「わたしみつかる12か月 魚座編」に入りきれなかったことも含めて、今回のお手紙に書きました(ワークシートではもっと軽め?の魚座領域も扱ってます)。
まだまだ伝えきれている感じがしないのですが、それはまた次の魚座のときにでも…。
今、目の前に起きていることや自分が経験したことが全てではないかも?
この問いを頭の片隅において、魚座満月を過ごしてもらえたらうれしいです。
それではまたお会いしましょう。
季節の変わり目&台風来るときは体調も(心の調子も)崩しやすくなるので(アーユルヴェーダで言うところのヴァータが乱れがちになる)、お気をつけくださいね。
魚座満月のお手紙でした。
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