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満員電車とスピリチュアル②

満員電車とスピリチュアル① からの続き…

新たな展開が来たのは、アメリカで看護学校に通っていた時だった。
実習で、いろいろな病院の様々な部署を訪れていたが、
とある病院の精神病棟で、日本の満員電車に乗った時と全く同じ感覚に襲われたのだ。

最初は、単に貧血の発作が起きたのか、と思ったけれど、
その実習先には週1回、1か月、合計4回行ったのだが、毎回同じように血の気が引いて、ふらふらしてしまったのだ。
もし貧血だったら、別の実習先でも起きるはずだが、発作が起きたのはこの精神病棟に行った時だけだった。

さほどスピリチュアル寄りでない層でも、一般的に病院や墓地などはそういうスポットだと認識されている。
そして、その実習先の病院はそういう噂があったし、精神病棟は医療刑務所も併設されていたので、かなり重度の患者さんがいたとのことらしかった。

ここへ来て、自分が日本の満員電車で感じていたのは、いわゆるサイキックアタックだったのではないか、と思い始めた。
昔から平均以上よりずっと、スピ寄りの人間だったが、まさかそういう原因からきているとは、思ってもみなかったのではあるが。

スピ寄りと言っても、私自身は全く霊能力はないので、霊の存在は確認することはできないのだけれど、見える人には霊がついてるよ、と言われたり、実家がやばいレベルで憑かれてると、複数から言われたりした。
そして、霊に限らず、とにかく他から影響を過度に受けるエンパス体質である、とその筋のセラピストさんから診断されたこともあった。

その病院への実習は1か月たって終わり、以降行くこともなく、発作が起きることはなかったが、その手のスピリチュアル系の対策をいろいろ学んで、実践するようになった。
興味のない方からは、いい年して何をやっているんだ、と言われてしまうような、まあ、いわゆるおまじない系のことである。

その甲斐なのか、プラシーボ効果か、はてはただ自然治癒だったのか。
まず、ニューヨークの地下鉄の満員電車に乗って全く大丈夫になった。
その後、一時帰国の際に日本の満員電車にも乗ったのだが、発作が起きることはなかった。

いまだに実のところはどうだったのかという真相は不明なのだが、発作が起きることがなくなったのは、本当に良かったと思っている。

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