うつ病・双極性障害の私

うつ病と診断されても、学校に通い続け、声優になんとかなり、バイトも掛け持っていた私。毎日それこそ死に物狂いで自分を奮い立たせて生きていたが、次第に希死念慮(自殺願望)も顕著に表れるようになった。

処方される薬は増えていき、消えたいとの思いからオーバードーズは当たり前。あまり痛みに強くないので傷が残らない程度のリストカットをし、自分を保つのに精一杯。

そして、そんな状態の中、声優としては絶望的なパニック障害まで発症してしまい、夢を諦めて就職したりバイトを変えたりと、とにかくどうにか生きなきゃ、生きなきゃ、死にたいけどお金を稼がなきゃ、な毎日。

境界性人格障害まで顔を出す有様で、本当に這々の体で生きていた。

ま、それでもアングラで遊んだりとかもしていたのだけれど。

そして、それは起こったのだ。大規模自殺未遂からの措置入院。精神病棟入り、デビュー!!もう、毎日色んなひとが色んなことをしていて、病棟内は動物園のよう。私はというと、ほとんどが喫煙室に籠もって喫煙組とつるんでチェーンスモーク。病棟内の誰々と誰々が付き合っているとか、誰々の入れられた怖い部屋にはこんな落書きがあったとか、しょうもない話をして久しぶりの焦りのない時間を過ごせた。

そして、その病院で、実はうつ病ではなく双極性障害だったということが判明したのである。

退院してすぐ、双極性障害についてのエッセイ漫画を買ったりしたが、知れば知るほど恐ろしい障害だった。だって、今現在でも、翻弄されているくらいなのだから。

うつ病のほうが楽だと言う気持ちはないが、鬱と躁両方どちらかに常に傾いているシーソーゲームは本当に攻略が難しい。どうしたらもう少し楽になれるのか、この病になって15年以上経った私ですら、戸惑いの毎日だ。

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