自己紹介その2~ポリアモリーと私~

最近ではテレビや雑誌、インターネットでこの言葉を目にする機会も増えてきたと感じるが、「ポリアモリー」という言葉をご存じだろうか。

wikipediaによると、

「ポリアモリー(英: polyamory[1][2]。古希: πολύ poly「多くの、複数の」、羅: amor「愛」)は、関与する全てのパートナーの同意を得て、複数のパートナーとの間で親密な関係を持つことまたは持ちたいと願うことを指す[3][4]。」

となっている。もちろん、この先に細かい説明が書いてあるのだが、わかりやすく短く説明するとこうなる。

私はこのポリアモリー当事者で、結婚7年目の夫と仲良く暮らしながらも、時に複数のパートナーとの時間を共有している。もちろん夫(夫はポリアモリーではないし、名誉のために書いておくとネトラレでもない)の承諾は得ているし、独自の夫婦のルールの元に関係性を維持している。ルールについても今後書いていきたいと思う。

例えば、私には今はパートナーはいない。けれど、夫と同じくらいの情熱を注いで好きと言える男性がいる。簡単に言えば片思い中だ。(私が既婚者であることとは関係なく)なかなか両思いになれずにいるのだが、それでも会うときは甘ったるい気持ちを抑えきれずにいる。

だからといって、夫と夜の生活がないのかと言われるとちゃんとあるし、毎晩手を繋いで寝るほど仲良しだ。どこに行くのも一緒なので、よく新婚に間違われるほどだ。真面目で芯の通った夫がとても好きだし尊敬している。

だけど、夫1人で我慢しろと言われてもできるものではない。勝手に色んなひとを好きになってしまう。一般的には我慢するのが当たり前だし、不倫なんて不貞行為なのはわかってはいる。特に相手に秘密で不倫して誰かを傷つけるのは、私も見ていてあまり気持ちいいものではない。けれど、ポリアモリーという形態には嘘がない。嘘がないので、みんなで真剣に話し合うことが求められる。傷ついたことがあれば逐一話し合うので、いつまでも揉めるということは基本的にはないと私自身は感じている。

と、偉そうに言っても、ようは欲張りなのだ。子どもの頃、同じクラスの平井くんも寺尾くんも井口くんも好きだなあって思っていたところから何も変わっていない、ということ。

私も結婚当初は、1度は腹をくくった。結婚前から今のような同時進行恋愛が当たり前だったし、それなりに遊び尽くしてきたのでもう結婚を機に遊ばない、と決めて、神様の前で結ばれたはずだった。・・・3年後には、戻ってしまったけれど。

この性質を理解してくれ、自由にさせてくれている夫には本当に感謝している。夫は本当に深い愛で私を包み込んでくれる、私にとって大事な家族だ。特殊な家庭で育った私にとって、夫とペットの犬と私の3人でダラダラと過ごす時間は、今までの人生からは想像もできない状況だとおもう。

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