有機肥料の施し方
今回は、有機肥料を用いる場合の施し方や量についてです。
僕(君島)はもともとは「自然栽培(耕起、無施肥)」で作物を育てる農家さんで長く学ばせていただいていたのですが、地盤の固い宅地の家庭菜園での栽培や、時間や労力が限られて自然栽培が難しいケースも多くあることを知り、「身近で環境負荷の少ない有機素材であれば使用して良い」という考えに至っています。
ただ、化学物質に過敏な体質を持つ(有機栽培の作物が食べられない)方も
増えていて、自然栽培の農家さんに助けられている方も多いと聴きます。
また、有機栽培といっても、海外からの輸入品や成分がわからない素材を多く使用しては元も子もありません。
肥料を使用する場合でも、なるべく身近な素材で少肥を心掛けたいと思っています。
有機栽培では、作物は「炭素」「水素」「酸素」に加えて、「窒素(チッソ」」「リン酸」「カリウム」の施肥量に注視します。加えて、「カルシウム」「マグネシウム」など。
1㎡あたりの使用量は上記の図(↑)くらいで、種まきや苗の植え付けの3~4週間前に「完熟堆肥」「有機肥料」「もみがら燻炭」+あれば「草木灰(or牡蠣殻)」などを畑に施しておきます。
以下は、4月17日行ったトウモロコシとオクラの種蒔き準備の流れです。(5月7日の「里山ごはんのがっこう」DAY4でここに種まきを行います。)
畝全体に施す場合の一例としてご覧ください。
こんな感じで畑を準備します。
人それぞれの状況や考え方を大切に、農のある豊かな暮らしが広がったらと思っています。田んぼや畑や家庭菜園、ぜひぜひ(笑)。
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