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夢だということに気づきながら 夢の中を漂っていた いつまでもそうしていたかった 目を醒ませ…
そうやっていつも 言葉を使わずに 眼差しだけで わたしを抱きしめる あなたはずるい その度に…
わたしがあなたを思うとき 体じゅうの細胞たちが 好きよ 好きよ と飛び跳ねる あの日 あなた…
早く朝が来てほしいと願う日は カーテンを開けたまま眠る ゆっくりと近づいてくる朝の足音が …
数年ぶりに手紙というものを書いています いつも優しくて 丁寧な言葉をくれる あなたが大好き…
子供じみたわたしの言葉が 棘みたいに心に刺さったままで あなたは弱々しく困った顔で笑う 痛…
蝉たちの声が だんだんと大きくなってきて 耳の奥から目覚めていく 空は薄い青色で 地球の色って感じがした 本格的な朝が近づいてくる 傷つくことなんか もう怖くなかった あの人を失うことより 怖いことなんて きっとないと思うから 蝉たちの声の中に 知らない鳥の声が混じっている 大人になっても 知らないことはたくさんあって わたしはあの人のことを まだなにも知らなかったし わたし自身のことだって わからないことだらけだった わからないまま朝が始まっていく 知らない
三日月の先っぽにぶら下がって ちいさなわたしは宙ぶらりん このまま元に戻れないなら キミの…
夜空に散りばめられた星屑みたいに 言葉のカケラがぽろぽろ落ちてくる ひろって紡いで ひろっ…
共感力が高まって だれかのために あなたのために なにかしたい チカラになりたい そんな気持…
地球の温度を確かめるように 砂浜を裸足で歩いていた 潮風がハラハラと髪をなでて じゃあね。…
ゆっくりと沈んでいく 琥珀色の太陽を見ていた その姿が消えても 空はまだ夜になりきれないま…
空と雲の境界線があやふやで ぼんやり優しい気持ちになる 今ならなにもかも 許してしまえそう…
白い雲がわたあめみたいに 可愛くてふわふわで繊細で あの日うっかり恋に落ちてしまった 甘くて優しい声の人に会いたくなる そんな日。