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おみのおはなし 1(おみ)

みなさんこんにちは、「おみ」こと植本一子です。

時短要請によって先週からお店が閉店しましたね。おみは水曜日担当で、10月あたりからバイトとして立ち始めたのですが、0時まで営業していたあの頃を、遥か昔のように感じます・・・。

私がお店に立つことになったきっかけをお話ししようと思います。

本業は一応写真家で、写真を始めたのは高校1年生からになります。もうかれこれ20年もの時が(年がバレましたね)経っていました。写真の新人賞を受賞したのが19歳だったので、デビューと呼ばれるものが早かったのは確かなのですが、写真展をやったり、写真集を作りたいといった欲がほとんどない人間なので、初めての写真集が出たのもちょうど1年前くらいのことです。
写真の仕事を細々とやりつつも、24歳で出産したことを期に、育児日記のようなものをブログ上で書くようになりました。それがある日出版社の方の目にとまり、ブログをまとめたものが本になりました。まさか自分が本を出すとは思ってもみなかったのですが、書くことは性に合っていたようで、それからも書き続けることで何冊か日記とエッセイの本を出すことができました。

詳しいことは私のnoteにまとめてあるので、そちらをご覧ください。

植本一子の本一覧
https://note.com/ichikouemoto/n/n5e0e37d30e78


写真集も出し終え、しばらく書くこともないなー、とぼんやりしていたところにやってきたコロナウイルスでした。写真の仕事は激減し、また訳あって日記を書き始めたものの(植本一子の本一覧を参照「個人的な三月 コロナジャーナル」)ステイホームで人に会うこともままならず、去年は自分の働き方から生き方まで、己を見つめざるを得ない年でした。

そんな時、久々に友達と新宿でご飯を食べることになり、2軒目の流れで行き着いたのが、その日友達のいかりんが店番をしていたゴールデン街の「月に吠える」でした。

ゴールデン街なんて数回しか行ったことがなく、敷居は高く、恐ろしい場所だと思っていました。お酒もそんなに飲めない私です。でも、せっかくいかりんがいるんだから、と寄ってみたところ、月に吠えるの印象が不思議と悪くなかったのです。狭いし、暗いし、知らない人も近いけど、そんなに嫌じゃない。そもそも人と喋るのも得意ではない私なのですが、彼女が店番している姿を見て、不思議と「自分もそこに立ってみたいな」と思ったのでした。

それから数日後、ガチガチの人間がいかりんの隣に見習いとして立っているのですが、その話はまた今度書きたいと思います。(おみ)

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