モチコミさん講評『育児系男子』

モチコミさんに載せてた『育児系男子』に講評を頂いておりましたので、
記録も兼ねてこちらに記載させて頂きます。
★モチコミ編集部さん確認＆了承済みです。ご協力有難うございます。
（コメントも含めてやり取りが滅茶苦茶 優し過ぎる。泣く←）

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【モチコミ『育児系男子』】
https://mochicomi.net/productions/413

■モチコン第１回時、複数の編集者さんによる講評

また、リンクからもご覧頂ける話数毎に頂戴した講評もございます。

【モチコミ『育児系男子』】
https://mochicomi.net/productions/413

■モチコミさん講評（話数毎）引用
(評価ポイント：画力　キャラクター　ストーリー　魅力）

▼1-A講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2425/after-reading

他サイトにて連載されていた作品ということで、
総合的な実力の高さが窺えました。
単純な育児疲れではなく、大切な人を失った悲しみ、
それでいて時間は止まらない辛さがひしひしと伝わってきて、
まるで映画を観ているような没入感がありました。
ストーリー、演出ともに特に言うことはありません。
ぜひ、次回作も描いていただければと思います。
あえて言うとすれば、少し詩的な言葉が多いかなという印象でした。
素敵な言葉選びをされており、
内容も身につまされるものがあって非常に良かったのですが、
やはりずっと読んでいると疲れてしまう部分もありました。
なので次は、バッサリ一言で言い切ってしまうような
簡潔な言葉で状況を表すようにしてみてください。
よりリズムが良くなると思います。

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▼1-B講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2424/after-reading

亡くなった優衣の人柄を無遠慮に貶す親類縁者たちから、
押し付けがましい善意や悪意といった描写の上手さを感じました。
同情では慎一は止まってしまっていたかも知れませんし、
皮肉にもこれが前進の原動力になったのかもと思いました。
少し気になったのが、顔のみで会話するコマが多く見えることです。
この話であれば例えば16p、18pめのようなある種の『決め』のシーンは、
2人の全身を入れた構図などでダイナミックに見せるとさらに良くなると思います。

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▼1-C講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2423/after-reading

マンガの紹介文にもあるように、様々なキャラによるドラマの幕開けを感じさせる展開です。
月見狗さんのマンガは塗りが綺麗で、特に夕暮れどきの色の重なりや夜の星空など、
空の表現に目を見張るものがあり、作者自身の強みであると思います。

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▼2-A講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2422/after-reading

淡々と赤ちゃんに対する感想を述べる描写から、
これは徹底してファンタジーではなく、リアルを描こうとしているのだと感じました。
急転直下の絶望から続く物語がどう展開するのか楽しみです。

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▼2-B講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2421/after-reading

同時並行で進む違う物語が、ここから先どう絡んでくるのかに期待が持てました。
やはり会話で全てを説明しようとしているように感じられましたので、
次は月見狗さんの高い作画力、表現力を用いて、
背景やキャラの仕草で語らせる描写を入れるように意識してみてください。

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▼3話ネーム講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2420/after-reading

ここからはネームでのご投稿ということですが、
どういった物語展開を見せてくれるのか、ぜひ続きも読んでみたいと感じました。
内容ですが、過度な感動や同情を求める描写を排し、
淡々とリアルに見せることで慎一の感傷がより深まっていると思います。
立ち止まることが許されない苦しさが
「息をするのってこんなに重かったっけ」の言葉に集約されていると感じました。

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▼4話ネーム講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2419/after-reading

何気なく使ってしまう言葉の深い部分に切り込み、
それを呑み込んだ上で奮起する慎一は、果たして良き父になれるのか、
目が離せません。
また、下手に共感し寄り添おうとするより
淡々と責務をこなさせようとする姉に、気遣いや優しさが感じられました。
全てを説明してしまわず、こうした行動による心情描写を増やすと、
よりキャラが深まると思います。

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▼5話ネーム講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2418/after-reading

物語が交錯する兆しが見えました。
慎一の周囲はあくまでいつもどおりの日常であること、
たった二文字で妻の存在を過去にされてしまったことに無情を感じ、
その前に語られていた文字の力というスピリチュアルめいた描写が、
その無情をいっそう引き立てていると感じられました。

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▼6話ネーム講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2417/after-reading

「男の癖に」「女の方が」という決めつけは
暴力にもなり得るのだということがよく分かります。
積み上げてきたものが崩れ、たったひとつ父としての役割のみが残った慎一は、
この先どうなってゆくのでしょうか。
ご投稿された一連のストーリーはここまででしたが、
ぜひ続きのお話も読みたいと強く感じました。

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▼連載再開記念用おまけ漫画（だったもの）講評
https://mochicomi.net/productions/413/chapters/2416/after-reading

様々な事情があった上での連載再開に伴うおまけマンガの予定であったという、
当時のバックボーンを踏まえた上での作品と思いますので、
内容面に関する詳細な講評は控えさせていただきます。
微笑ましく心温まる展開は、
やはり本編で続きが読みたいと感じました。

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【モチコミ『育児系男子』】
https://mochicomi.net/productions/413

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