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国立新美術館〜メトロポリタン美術館展

柔らく暖かい日差しから、早春感じられる土曜日

始まったら早めに行こう!と決めていた、メトロポリタン美術館展。

張り切って土曜日10:30のチケットを購入。
とっても寝不足なもんだから、午後にしなかったことをうっすら後悔しながら乃木坂へ。

最寄駅は六本木駅、乃木坂駅の2駅、
今日は乃木坂駅から行ってみる。
駅直結なのは嬉しい。

と思いつつも、こんな天気の良い日に
あの外観を見ないまま入場してしまうのは寂しくもある。

10時過ぎに到着。
時間前でも入れるかと期待していたけど、
しっかり10:30まで待たされる。

ゴッホ展よりは少ないが、空いているわけではなく、
近くで観るには少し待つ必要があったり、、
といった混雑具合。

この展覧会は、
メトロポリタン美術館所属の西洋絵画を、
1400年代から順に、3つの時代に分けて1900年代まで見られる構成。

65点のうち、46点が日本初公開!

ひとつ目のセクションは「信仰とルネサンス」
それ以前の時代の平面的な宗教画ではなく、
遠近法を取り入れた絵を見られる。
描かれる人物が神話の登場人物など、より人間らしさが表現されているのも、ルネサンスたる所以?と思ったり。

続いて「絶対主義と啓蒙主義の時代」セクション
壁の色が変わることで、会場の雰囲気も違ったものに感じられる。
肖像画が描かれたりと、権力の誇示に使われる一方で、風景画や静物画、市井の人々を描いたものなど、後の時代に繋がる絵も見られる。
フランスで女性画家が活躍していた、というのはとても興味深かった。

最後の「革命と人々のための芸術」セクション
個人的に馴染みもあり、観たい絵がいちばん多いセクション。
フランス革命に代表される、社会の変化も影響しているようで、
人間の生み出すものは、社会や生活と切っても切り離せないことを改めて感じる。
印象派、後期印象派の絵を観ることができる。

年代的にいちばん新しい、
クロード・モネ の 『睡蓮』
は想像以上に大きく、写実と抽象が1枚に表現されたこの作品はやはり素晴らしい。

そしてもうひとつ、私の好きな
ポール・ゴーギャン
の絵も。
『タヒチの風景』
ゴーギャンがタヒチで描いた絵が本当に好き。
モームの『月と6ペンス』の影響もあるけど、
絵から溢れる生命力に心を掴まれてしまう。

お土産はいつも通りのマグネット

天気も良いし、美術館の外観を見たくて六本木方面に出てみる。

国立新美術館 六本木方面入口より

余韻を味わいながら六本木駅まで歩く。

青山霊園ー乃木神社ー国立新美術館辺りは、
六本木、青山の近くとは思えない静けさと時間がゆっくり流れる感じが不思議で、
いつも歩きたくなる。

いつか行こう、メトロポリタン美術館
と思いながら、
モネとゴーギャンをかみしめながら歩く。

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