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M-1グランプリ2024開式


今年もM-1グランプリの予選が始まった。
観音日和の一回戦は8月3日で無事通過することができ一安心。
2年前の8月3日にその日の1位を頂けてから縁起がいいと思い込みそこから三年連続の8月3日。今年の8月3日が仏滅ということを全く調べずエントリーしてしまった。

仏滅とわかって少し冷や汗をかいたものの無事仏滅を乗り越えることができてよかった。

毎年しっかり準備や調整をしていてもやっぱり直前になってネタのことで悩む。
そしてなぜが直前にネタがあまりウケなくなったりする。
お坊さんとは思えないメンタルの弱さの僕としてはかなり余裕がなくなる。
決勝に行こうとしているのに一回戦で悩んでいていいのか、他の方達はものすごく受けてる、ライブで同じネタをやりずぎて逆に変な感じになっているのではないのか、じゃあ他に代わりとなるネタはあるのか、いやない、いやあるけどそのつもりで準備をして来てない。
と1人ネガティブマジカルバナナが繰り広げられる。

一つ自分に感謝したいのはどんなに悩んでいても、緊張していても睡眠はしっかり取れるところ。前日に全く眠れないということはこれまでで一度もない。たぶん、こんなことを書いていたら次、2回戦の直前に寝れなくなりそうだ。
なんでも意識しすぎるのは良くない。無意識こそ境地であり悟り。

心・技・体で一番大切なものは心らしい。8割は心らしい。プロのスポーツ選手がたくさんそう言っていたのでそうなのだろう。ちょっとしたところでは影響は出なくとも大舞台となったときに心、メンタルで大きなさが出るのだろう。
心が、メンタルがいい状態じゃないと体にも技にも影響が出る。
しかし、健康な体と技を磨く努力がいい心の状態を生むのも確かで。どれが欠けてもいけないけれど一番大切なのは心。

僕は小さい頃から野球は上手くてもチャンスで打てなかったり、絶対にミスしてはいけないところで暴投をしてしまったり。それが祟って高校野球では早々にイップスになりボールが投げられなくなってしまった。

芸人になってからは緊張でずっと早口で全くウケない。ネタパレの収録ではとんでもない噛み方をするなどたくさん失敗してきた。

早く解決法と、強いメンタルが欲しいのだが今のところたどり着いていることは『ゆっくり、大きく』最初ゆっくりやることによって自分は落ち着けていると安心させ、緊張で硬くなった筋肉を大きな動きによってほぐす。お坊さん漫才にそんな大きな動きはないのだけど出番直前僕は結構大きく動いている。

あとはやっぱり『無意識』だと思う。無意識にできることはとても自然にできる。意識するということはそこに不安や不慣れがあるということ。それが不自然さを生む。

なんだか偉そうに言ってしまったけれど、緊張や自分のメンタルの弱さに悩む人は多いと思う。肝が据わっている人を見ると本当に羨ましい。

観音日和8年目のM-1グランプリ。必ずいい結果を残したい。
そのためにできることはなんでもやりたい。

M-1出番直前僕はいつもプチ瞑想をする。自分が緊張してることがよくわかるけど。深く呼吸をすると緊張の中にも心の穏やかさを取り戻せる。
それをいつも相方の工藤くんがおもしろがり盗撮してくる。工藤くんのXを見てほしい。隣にいる肝の据わった坊主が羨ましい。

2回戦も精進いたします。合掌。

励みになります。皆様の慈悲深きサポートの渾身の合掌で包み込み新しい木魚を買います。