生まれ変わりのお話し。


自分の前世は何者だったのか。
男なのか女なのか、いやいや人間だとは限らない、虫や植物だったかもしれない。

来世も人間になれるのだろうか?
生まれ変わるなら今よりもいい生活ができる環境に生まれたい!
誰しもがそう思っているだろう。

昔、こんな話を聞いたことがある。

小さい頃から要領よくなんでも出来て、頭も良く、相手のことを思いやれる優しい人と。
何をするにも不器用で、周りが見えず自分のことしか考えない自己中な人。
つまり、生きるのが上手な人と下手くそな人。

同じ人間で親は違えど同じくらいの年月生活しているのになぜここまでの差が出てしまうのか。

それはどうやら人間を今までやってきた回数に差があるかららしい。
急にオカルトっぽい話になるが。
生きるのが上手な人は人間を何百回、何千回と生まれ変わりやってきていて、記憶はなくとも感覚的に人の感覚が染み付いているから上手く生きられるベテラン人間。生きるのが下手くそな人はまだ人を初めて数回かいってても数十回のビギナー人間。
それだけ差があれば人としての能力や要領の善し悪しに差が出るのは当たり前だ。

どんな競技でも始めたばかりはルールやコツが分からずただただ力任せにやるばかり。
失敗ばかり。
それがベテランになれば技術や経験があるので失敗の確率は下がる。さらには、チームため支えてくれるスタッフのお陰など周りへの感謝の気持ちも芽生える。
かなりの差がある。

この話を聞いたときすごく腑に落ちて、それと同時に自分が人間を始めたばかりであることに気付いた。

皆さんはどうだろうか?
皆さんの周りの人はどうだろうか?

自分の周りにいるすぐに人の足を引っ張ったり、羨んだり、妬んだり、怒ったりする嫌な人がいると思う。
そういう人にいちいち腹を立てず(あーきっとまだ大人でも人間としては1回目の赤ちゃんなんだな)と思うと可愛く思えてこないだろうか?

また、年下でも仕事が出来て気配りも出来て、人生が上手くいってる人を見ても(こと人は年下だけど人間を何千回もやってる人間殿堂入りでもうすぐ神や仏になる人なんだ)と思うと年下でも尊敬の気持ちをもって接することが出来るのではないだろうか?

そうすることでイライラしたり羨んだりせず穏やかな気持ちで日々生活する時間が増えてくると思う。

そして人間殿堂入り間近の人からたくさんの教えを受け経験値を積み、来世は10年分くらい飛び級できるようなバトンを自分の生まれ変わりに渡してあげよう。

そして、自分の命が尽き、天国や極楽に行ったときに自分の前世たちからスタンディング・オベーションで迎えられようではないか。

自分の人生は自分の人生ために生きるべきだが、少しは来世や前世の為に徳を積んでみてはいかがでしょうか?

そう考えるとちょっと自分のやるべき事が見えてくると思います。


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