店主と花園神社
御朱印巡りをする前から神社仏閣に訪れるのはとても好きで、
旅行のメインはそれを中心に考えて回っておりました。
当然、一番多いお稲荷様にも参拝します。
ですが神社によって、所謂「頭痛」や「こっちくんなー感」があるところがあって、境内全てのお稲荷さんに参拝できないことがありました。
なので店主の中で『苦手意識』が生まれてしまい、一時期お稲荷さんにはあんまり参拝しない時も。
特に稲紋のお稲荷様は同じ紋でも参拝できないところがあったのでそれが不思議で不思議で仕方なかったです。
そんなことをしてから数年後、神社仏閣巡りと同時に店主は御朱印を知り、
御朱印巡りも始めました。
調べた中で、一つ興味のある神社が出てきました。
新宿区、新宿三丁目駅からほど近い、花園神社。
※写真は花園神社さんの大鳥祭(酉の市)の写真
浅草の鷲神社、府中大國魂神社の大鷲神社と三大酉の市と呼ばれる神社です。
よく混同されてしまいがちですが.....
"お稲荷様"と"酉の市"は関係ないのです。
ではどうして花園神社が?というのは”御祭神”に関係があります。
御祭神は「その神社に祭られている神様」のことです。
花園神社の御祭神は倉稲魂命です。
それと一緒に大鳥神社の日本武尊と雷電神社の受持神をお祀りしています。
"酉の市"は大鳥神社のお祭りで、日本武尊の命日である11月の酉の日に行われます。
去年、一昨年と2年連続で"三の酉"でしたね。
これについてはまた別のnoteで。
調べて見つけた時にお稲荷様で「行ってみたい」と思ったのは初めてでした。
そしてここの鳥居を通った時の初めての感覚は「柔らかい」でした。
なんだかとってもやさしい感覚を覚えています。
怖さが一切無かったので、そこから店主の"お稲荷さん"に対するイメージが変わるきっかけになりました。
※御朱印巡りも最初なのでこんな写真しか残ってらんかった;
以前どうしても参拝できないお稲荷様の秘密が知りたくて調べた際、
どこかのサイトで「稲荷は3つに分けることができるらしい」ということが書いてあったのを見つけました。
でもどうしてもそのサイトがもう一度見つけられなくて詳細が思い出せずしまいなのですが。
ひとつは 宝珠の紋
ふたつめは 抱き稲の紋1
みっつめは 抱き稲の紋2
どうも「抱き稲紋」には2種類あるというのです。
それが何と何に分けられているのかすっかり思い出せなくて。。(おい)
でも確かに同じ稲紋でも参拝できない神社仏閣がある理由がなんとなく店主の中ではしっくりきたのでした。
ちなみにお稲荷様でも"御祭神"が違うことがあるってご存知でしょうか?
・宇迦之御魂神
・豊宇気毘売命
・保食神
・荼枳尼天.....etc
とっても多くて訳わからーん。
稲荷神社の大元、伏見稲荷大社の御祭神は宇迦之御魂神と他4柱をお祭りしています。
元々「稲荷神社」というと京都の伏見稲荷大社さんを指す呼び名で「五穀豊穣」を司る神様でした。
その後、神仏習合の考え方から仏教の荼枳尼天と習合されるようになり、たびたび荼枳尼天は白狐に乗った姿で描かれることが多かったためか、お稲荷様のお使いは狐という考え方になっていきます。
お稲荷様の怖いイメージは人肉を喰らう荼枳尼天のイメージと、
どうしてかどこの神社でもお力が強い、田中稲荷様のイメージなのでしょうか。
しかも元々五穀豊穣の稲荷神社のお使いは白鳥です。
参拝時、獣の目が視えるということは、
ほとんどの稲荷神社が白狐がお使いの御祭神ということなのかも知れません。
他にもお稲荷様エピソードがあるのでまた少しずつ書きたいと思います。
色々割愛、所説ある話を店主なりに書きましたが、
こうして花園神社に参拝以来、店主はお稲荷様の『苦手意識』を克服したのでした。
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