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深海学―目次

プレリュード

第1部 深海生態学──生き物と化学合成と海山と
深海とは
深海底の大パノラマ
海底へ落ちていくビー玉
深淵に棲むもの
マリンスノー
深海へ潜る技術
クジラとゴカイ
海底に沈めた丸太特有の生態系
マッコウクジラの狩り
クジラの乱獲
死んだクジラが教えてくれること
深海に横たわるクジラの「ルビー」
鯨骨生物群集
骨だけを食べる生き物たち
化石が語るホネクイハナムシの起源
ワニの死骸を海底に置くと
ゼリーの捕獲網
ヘッケルを魅了したゼラチン質の体の生き物たち
深海に潜って生きた動物を見る
クラゲが食物網で占める位置
1メートル以上にも成長するオヨギゴカイ
発光する生き物たち
生物発光を感知する視力
化学合成の世界
海水の化学組成を変える熱水噴出孔
熱水噴出孔にエビが3000匹
化学合成しながら生きる
不安定な環境で生き延びる術(すべ)
深海の冷水湧出帯
冷水で生きるホフガニの生き様
雪男ガニから見えてきた地質時代の地球温暖化
波のうねり
次々と発見された海山
深い海のサンゴ
さまざまな動物を支える海山の原生の森
海山の誕生と消滅
水圧にあらがう水深8000メートルのクサウオ
クサウオの食事
ペリカン号でメキシコ湾へ

第2部人類は深海に生かされている
深海と地球温暖化
海洋は熱を吸収する
マリンスノーと炭素固定
深海から生命の起源を探る
深海の治療薬
期待される深海のカイメンとサンゴ由来の新薬
薬剤耐性のあるイルカ
黄色ブドウ球菌を殺す微生物を発見

第3部 深海底ビジネスの光と影
深海漁業
改名された深海魚、オレンジラフィー
過大評価された生息数
深海の動物の森を破壊する底曳き網
じつは儲かっていない深海トロール漁
オレンジラフィーにエコ認証
中深層での漁業は新たなる破局を招く?
永久のゴミ捨て場
深海のマイクロプラスチック
原油流出事故と海底の生態系
戦後、海中へ
廃棄された化学兵器
深海で炭素固定?
誰のものでもないもの
海底の平原に転がるマンガン団塊(だんかい)
貴重な深海の宝
核ミサイル搭載潜水艦
引き上げ作戦
公海の下の海底「深海底」
クラリオン・クリッパートン海域のマンガン団塊と海底生態系
北半球の熱水噴出孔と南半球の熱水噴出孔
ウロコフネタマガイの危機
選鉱くずの影響
採掘後に海底の生物多様性を保護できるのか
深海底の採掘は止められないのか

第4部 深海底金属の開発と保護

陸の緑か、海の青か
海底の採掘を支援する国
再生可能エネルギーと深海の金属
鉱物不要の新技術
金属資源の再利用
深海という聖域

エピローグ

謝辞
訳者あとがき
注釈/追加参考情報
索引

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