意識 行動

「意識から行動へ」

2015年春。
今の生き方、暮らしを始めた。

その２年半前の僕は、
北海道のニセコで焼肉屋をしていました。

ホテル、中華料理、焼肉屋など、
外食の調理には味の素、味覇、砂糖
、そもそもタレやソース、スープなどは出来上がったものを使う場合も多いと思います。

僕の焼肉屋も類にもれず、
すべて手作りですが、味の素と砂糖が入るレシピでした。

そんな中、311が起こりました。

大震災＋放射能の影響で東北の食材が入らなくなりました。

311をきっかけに扱う食材への意識、お客様の健康への意識が高まりました。

もちろん美味しいという部分に妥協はせずに安全安心な食を追い求めました。

まずは、
トレーサビリティをできる限り徹底し、
国産のお肉や野菜に関しては、
いち早く放射能汚染をチェックしている業者から仕入れるようにし、店内に証明書を貼りました。

元々、スープ、タレ、キムチなども全て手作りしていたのですが、
味の素をヤメ、砂糖はてんさい糖や黒糖に変えました。

さらにそこからてんさい糖を少量にし、米麹や味醂で甘みを出していました。

2011年当時の焼肉屋のレシピとしては、珍しかったと思いますが、
しっかりと黒字を出せていました。

ただ、そもそも畜産、酪農には色々と問題点もあると思っていましたし、
当時2011年の僕には、
食べに来てくれるお客様に、
安心安全な食を美味しく食べて、
健やかに豊かになってもらえる方法や仕入れ方も探し方もわからず、
商業からは離れる決意をしました。

2012年の秋に焼肉屋を辞め、お店も閉店しました。