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うつ病とお薬

私はうつ病患者で、他にもいろんな持病を抱えている。

そんな私が、うつ病と薬について話してみたいと思う。

薬が精神病を治すものではない

薬はあくまで症状を緩和するモノで手助けをするモノ。
結局後天的な精神の病気は自分が治すものだ。または、自分の意思で向き合っていくしかないのだ。

たまに、精神病は薬で治ると勘違いをしている人がいる。
残念ながら治らない。ただ、症状を緩和しているだけ。
根治は自分でするものだ。

『怪異と忍野メメ』と『精神病と薬』の関係は同じか?

化物語シリーズに出てくる忍野メメは作中で以下の事を言っている。

「たすける?そりゃ無理だ。君が勝手に一人で助かるだけだよ。」
「助けない。力は貸すけど」
「だったらお嬢ちゃん。それは君の思いだ。どんなに重かろうとも、それは君が背負わなければいけないものだ。人任せにしちゃいけないよ。」

*化物語シリーズ*
『化物語』(バケモノガタリ)は、西尾維新によるファンタジー小説。
21世紀初頭で日本の田舎町を舞台に高校生の阿良々木暦が「怪異(かいい)」に関わった少女達と出会い、その怪異にまつわる事件を解決していく物語。

このアニメを最近また見た時、この言葉たちは、うつ病と薬の関係によく似ているなと感じた。

結局、怪異に遭遇した人間も、精神病で悩んでる人も解決するのは自分なのだ。周りの人間や薬はただひたすらに手助けしかできない。

向き合い方

あくまで、私が精神病を患って、ある程度改善してきて感じた向き合い方を簡潔に書いていきたいと思う。詳しくは別の記事に書くかもしれない(読みたかったらいいねを。それが私への合図)

自分を知る事が一番私には効果的だった。
例えば、私は潜在的に家族に怒っていたが、それを表面的に上手く認識していなかった。確かに『イラつく』事はあっても、それが怒りだと自分で認識してなかった。
私が、その『怒り』を知った時、接触恐怖症がすっと楽になった。怒りや心配を不特定多数に向けてきたが、それの矛先が分かった事で改善されたのだと思う。

だから私は、自分自身を知る事をお勧めしたい。自分自身で深堀することはすごく難しいから(自分の潜在意識を掘っていかなければいけないから)、カウンセラーやそれに準ずる働きをしてくれる人と話をして、自分を知っていくことをお勧めする。

薬で症状が緩和しているだけで治っていない

ずっと言ってきているが、薬で症状は緩和する。だから、治った!と思って薬に依存することは間違っている。先天性のものだったら、ある程度依存してしまうが、後天性で不治ではないなら、依存してはいけない。
依存すると、身体が薬になれてしまった時、大変になるからだ。
症状が良くなった時ほど、悪かった時の自分を振り返り、なぜそうだったのかの原因究明をお勧めする。

薬はヘルパーさん。緩和して着地点を見つけるのは自分だ。


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