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詩日記

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日記のようなもの。
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#所々文章変だな

終わるということ

街の本屋が潰れ長いこと景観としてそこにあったものが一瞬で更地になった
季節の移ろいのように人々は通り過ぎていくけれど僕は手を合わせて祈った

昭和の名残だなんて言葉に多少のイラつきと侘び寂びを複雑な感情を持ったまま更地になったその空白に何が生まれるのだろう

全てがうつろい続ける世界で古臭いものを古臭いと嘲笑することも重要な生の証明と尊厳を思う必要もある

機械化にうまく対応できない老人を笑う前に

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