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心の中の、でもさ星人



先日、母に電話で悩んでいることを打ち明けた。
なかなか良い仕事に巡り合えなくて焦ってきていると。


私は子どもの頃からの夢だった仕事から離れた。
夢のまま終わらせたくない気持ちが当時の原動力になり、高校受験から就職までの道筋を中学生の時に決めていた。

自分でも驚くほど、その道筋通りに夢を叶えていたんだなと、大人になった今、そう感じることができる。


さて…どうしましょうか。
いざ夢だった仕事から離れてみると、新調したばかりで予定も何も記入していない手帳のように、私にはやりたいことが見つからない。このままでいいのかな。


そんな悩みを聞いた母は、今までの私の言動を振り返ったり、気楽に考えるようにとアドバイスをしてくれたりと、母親ならではの優しさで私の背中を見守ってくれた。


電話が終わると、私は気持ちが軽くなっていたと同時に後悔もしていた。

それもそのはず、せっかく母が相談に乗ってくれていたのに「でもさ~」を口癖のように使い、話し始めていた自分がいたからだ。

あぁ、やってしまった。ついつい私の中の「でもさ星人」が目を覚ましてしまったみたい。一度起きると「でもさ~」ばかり使ってしまうから、困ったものです。ずっと穏やかにぐっすりしてたらいいのにな。


また「でもさ~」と話し始める自分に気がついたら、こう言わなくっちゃ。


あ!出たな!でもさ星人!
もうおやすみの時間だよ!って。








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