ボクくんを追いかけて田舎へ移住してみた|周防大島移住日記2
ここからは具体的な移住計画の記録になります。とは言え、私は感覚で決めてしまう性格な上、移住を計画し始めてから約半年後には引っ越すという短いスパンでの移住だったので、そんなに長くはなりません(笑)
移住計画
まず一番初めに考えたのは、移住する場所です。
ボクくんのように田舎に住んでいる親戚(知り合いすら)はいませんし、所縁のある場所もありません。
唯一あったのが、瀬戸内海の島に住みたいという夢です(移住後、移住のきっかけを聞かれた時につてもなく選んだことにわりとびっくりされます)。
日本には6852の島があり、その内人が住んでいるのは314島。そしてその約半数が、瀬戸内海に集中しているそうです。
つまり、移住先の候補は約150島。ひとつひとつ確認していると大変なので、夫と条件を絞って下調べしました。
その条件というのが、こちらです。
---
✔︎島内に病院、学校(できれば保育園〜高校まで)があること
娘がいるので、風邪を引いた時や万が一事故があった時、予防接種等、心配事が多いので病院があることは必須でした。学校も娘が島外に何時間もかけて通学するのは大変なので、高校までは島内にあってほしいと思いました。
✔︎住民は多すぎず、少なすぎず
住民が多すぎてもそれは都会の暮らしに近くなりますが、逆に少なすぎると、学校の生徒は数人で娘と同級生はいない…なんてこともあるかもしれません。それは娘には寂しい思いをさせてしまうかもしれないので、ある程度住民がいる島がいいだろうと判断しました。
✔︎本州とのアクセスがよいこと
田舎に住みたいとはいえ、遊園地や大型ショッピングモールに行きたいと思うこともきっとあります。娘と色んな場所に出掛けたいので、その時にアクセスの良さは重要です。
✔︎移住者にオープンな雰囲気なこと
(これはあくまでもイメージなのですが)閉鎖的な場所だと、移住者を良く思っていなかったり余所者扱いされたり…ドラマの見過ぎかもしれませんが心配だったので(私だけならまだしも、やはり娘がいるので余計に)、町全体で積極的に移住者を募集しているようなオープンな場所がいいと思いました。
---
そして調べた結果、いくつか候補を出した中で特に気になったのが、周防大島でした。
ちなみに周防大島を見つけたのは夫です。グッジョブ!!
周防大島には町立病院も複数あり、保育園〜高校まで島内にあります。
人口は13,897人(2024年1月1日時点)、島は本州(山口県柳井市)と橋で繋がっているので島外へのアクセスも良好です。
移住者も多く、地元民も通う道の駅では移住相談会も度々行われているので閉鎖的ではなさそう。
そして、瀬戸内のハワイと称されているのも気に入りました。海辺のヤシの並木や、ハワイとの繋がりの歴史からそう呼ばれるそうですが、「田舎にいて、尚且つハワイも感じられるなんて素敵!」と海外旅行好きとしては最高の田舎だと思いました。
移住候補地が決まって
候補を絞った後は、旅行がてら実際に見に行くことになりました。
まず初めに訪れることになったのが、第一候補である周防大島です。その後、第二、第三と訪れていく予定でした。
…予定ということはもしかして、と思った方もいるかもしれません。結論から言います。
何を隠そう、私は他の候補地を訪れることを放棄し、一ヶ所目でもう移住先を決めてしまったのです。
周防大島に初めて訪れた季節は2月。2泊3日の旅行でした。
風が強く天候はあまり良くありませんでしたが、合間に見られた晴天の下、旅館の窓から眺めた瀬戸内海があまりにも美しかったのです。
この景色を見た時に、ここかもしれないと思いました。
物件探し
移住先を探すことが目的の旅行だったので、スケジュールには物件見学も含まれていました。
見学した物件は、サイトを見て問い合わせていた3軒。お安くて、写真で見ると良い感じの家だったのですが、やはり実際に見るとお安いなりの理由があり…。
立地が想像以上に良くなかったり、玄関までの道が狭すぎたり、ゴミ屋敷のような状態になっていたり…良いと思える物件はありませんでした。
不動産のお兄さんが「お値段は上がるがいい物件があるので、一応見てみます?」とのことで、急遽物件探し2日目に突入。
2軒紹介してくれましたが、そのどちらも海が見える家でした。
最後に見た家は、海からすぐ側の立派な日本家屋。2階はもちろん1階からも海が見えました。そのうえ、憧れていた縁側まで!
とても気に入りましたが、当初はまだ他の候補地にも訪れる気だったし、すぐに契約に進むつもりはありませんでした。
旅行最終日
最終日は思いっきり周防大島を観光しました。
そして周防大島ならではの食べ物も沢山食べました。どれも絶品でした。
すっかり胃袋も掴まれて、帰る頃には私は周防大島が大好きになっていました。
兵庫県の自宅に戻り、夫との話し合いが始まります。続きは移住日記3へ!